【市場調査】300億超の黒酢市場(1)~サプリメントタイプ急伸 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・【市場調査】300億超の黒酢市場(1)~サプリメントタイプ急伸
2011年9月15日 07:00
<黒酢工場の拡大競争激化>

 健康番組の後押しで一躍人気商品となった黒酢。

黒酢の本場、鹿児島県福山町の一部では黒酢工場(壺畑)の拡大競争が行なわれている。

 一方、競争の激化による品質低下を危ぶむ声もあり、福山町の醸造元7社は「鹿児島県天然つぼづくり米酢協議会」を発足し、品質向上のための勉強会を行なっている。

ドリンクタイプが主流だった黒酢の市場だが、ここ数年はサプリメントタイプの黒酢が急伸している。
 健康酢は薬系、食系ルートで常に上位にランクされている定番商品といえる。

健康酢のなかには大きく分けて、沖縄が本場の「もろみ酢」、中国3000年の歴史をもつ「香醋(こうず)」、そして健康酢のなかでおそらく横綱格だとされる黒酢の3種がある。

もちろんほかにも、リンゴやブドウなどのくだものを原料とした果実酢やサトウキビ原料由来のきび酢などもあるが、600億円といわれる市場の約半分を占める黒酢に知名度で勝るものはないだろう。

<20年前のブームが引き金に>

 黒酢のブームは過去に2度あった。

第一次のブームを巻き起こしたのは約20年前にNHKで放映された「ためしてガッテン」だった。

約10年後の2002年にテレビ東京系の健康バラエティ番組「解決!クスリになるテレビ」で黒酢のメッカ福山町の酢が取りあげられ、第二次ブームが起きた。福山町の黒酢メーカーによれば、1週間で半年分の注文が殺到したために在庫はまたたくまに払底したという。
 その後も、小さなブームは雑誌やテレビで黒酢が取り上げられるたびに訪れている。

05年8月の「ためしてガッテン」では、「新発想 酢のマジックパワー超活用術」とのテーマで、黒酢やリンゴ酢、バルサミコ酢など、大ブーム火付け役の主役・脇役を話題に取り上げた。

また昨年8月にも同番組で視力回復をテーマに黒酢パワーを紹介している。

ほかにも、料理番組やダイエットをテーマにした健康番組などでしばしば放映されてきた。

そのたびに、福山町を中心とする黒酢の原料供給会社は特需に沸いている。一方、供給調整に追われてしまう一過性のブームに警鐘を鳴らす企業も少なくない