人間はなぜ病気になるのか?4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・<最後の栄養素水素&酵素>

 サプリメントとして私が過去3年以上にわたって推奨してきた水素食品には、水素を体内に取り入れることにより、以下の可能性があることをお話してきました。

つまり、(1)最も悪性度の高い活性酸素ヒドロキシル・ラジカルを消去する抗酸化物質であること、(2)最小の抗酸化物質であること、(3)細胞のエネルギー代謝を改善してエネルギーATPの産生を高めること――の3点です。

しかしこの時代、水素だけで摂れば問題が解決するわけではないのです。
 このような可能性のある水素食品なのに、それを摂っても、体感のない方が少なからずいることは事実です。

今までは「健康だからわからないんだよ」と言ってきました。でもどうもそうではない、むしろまったく逆なようなのです。

キーワードは"腸"でした。
 皆さんのお腹の中には腸が詰まっていますが、腸って何をしている場所なのでしょう?「栄養を分解吸収する」、そして「便を作る」場所ですよね。しかしもうひとつ、とても大切な役割があることが分かってきました(一部では以前から言われていたことですが...)。

それは腸こそが『免疫の源である』ということです。

免疫を担う免疫細胞の80%は腸にあり、脊髄や胸腺ではないということです。
 ではなぜ、腸なのでしょうか?
<大切な腸の働きと役目>

 いま「免疫」という言葉がブームのようで、免疫に関する一般書も多数出回っています。

腸は内臓ではありますが、口や肛門で皮膚と連続しており、ひっくり返せば皮膚と同じく身体の外になります(〝内なる外〟と言われます)。

今、アトピー性皮膚炎をはじめとして、バリアとなる皮膚の病気が大変多いです。
 みなさんは、毎日何回食事をされますか? 我々は実に様々なものを食べています。

花粉や添加物をはじめ、様々な毒素も食べています。

胃酸はPH1~2の強い塩酸です。腸液はPH10位の強いアルカリ液です。

刺激の強い胆汁も混じります。

細菌もいます。

これらがいっしょくたになって、それこそ一生にわたって腸壁に塗りたくられていくのです。

もし、皮膚であったら一日でぼろぼろになってしまうでしょう。そのようなシビアな環境の腸を守るために、腸に免疫力が集中したと考えられます。

そして腸の中身は食事ですから、食事によって、つまり何をどう食べるかによって腸内環境が大きく左右されるのです。

<最後の栄養素とは?>

 では私たちが毎日食べている栄養素にはどんなものがあるでしょうか?3大要素と呼ばれる炭水化物(糖質)・脂質・たんぱく質、これらはそれぞれ糖・脂肪酸・アミノ酸に分解されて身体を作り、またエネルギーの元となります。

また過去数年間、ビタミンやミネラルが大切だと言われてきました。ビタミンCの不足で、かつて船乗りが壊血病になりました。

またビタミンB1の不足で白米中心だった江戸時代の遊女が脚気になりました。

さらにこの十数年、食物繊維とファイトケミカル(植物色素)の重要性がクローズアップされています。

食物繊維は大腸をクレンジングしますし、ファイトケミカルは活性酸素を消してくれる植物の様々な色素のことです第7番目の栄養素とも呼ばれます。

植物が1年中紫外線に当たっても癌にならないのは、ファイトケミカルが活性酸素をすぐ分解してくれるからだそうです。

さらに私が最後の栄養素と考えるのが水素と酵素です。

これらは材料ではなく機能として作用する栄養素です。

日本をはじめとする先進国の栄養状態は、3大栄養素が過剰で、逆に機能が不足している状態です。これこそが増え続ける生活習慣病の根本原因です。材料の過剰供給や質の悪い材料が機能を浪費して代謝を低下させているのです。

 次号では、いよいよ酵素栄養学からみた現代の病気の根本原因についてお話します。

そして最終的には栄養学からみた水素の絶対的必要性を明らかにする予定です。