・アレルギー情報センターより
http://www.allergy.go.jp/allergy/index.html
・■ 3. テオフィリン薬
テオフィリン薬は気管支拡張薬ですが、最近は抗炎症薬としても評価されています。
有効な血中薬物濃度の範囲が狭く、有効濃度よりも高くなるとすぐに中毒症状がでる人もいるため慎重に使用しなければならない薬剤です。
有効血中濃度として以前は10~20μg/mlといわれていましたが、最近はそれよりも低い濃度、8~15μg/mlに保つことが推奨されています。
テオフィリン薬を使用していて吐き気、おう吐、頭痛、動悸などを感じることがあれば中毒症状の可能性がありますので、医師に相談してください。
血中濃度を測定することができます。
常用量は成人で1日400mg~600mgです。
ユニフィル、ユニコンは1日1回服用、他の薬は1日2回服用します。
テオフィリン薬はいろいろな薬と一緒に使用すると、血中濃度が上昇したり、低下したりします。併用薬には気をつけてください。
血中濃度を上昇させる薬(商品名)
マクロライド系抗生物質(エリスロシン、ルリッド、クラリス、クラリシッド、ジスロマックなど)、ニューキノロン系抗菌薬(フルマーク、シプロキサン、オゼックス、トスキサシン、バクシダール、タリビッドなど)、インデラル、タガメット、アロシトール、メキシチール、パナルジン、インフルエンザワクチンなど
血中濃度を低下させる薬(商品名)
リファジン、プロタノール、イソパールP、ブリカニール、フェノバール、アレビアチン、ヒダントール、テグレトール、タケプロンなど