食品にナノを使いたがる者は多いが、そのことを認める者は少ない | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典;化学物質問題市民研究会
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/index.html

・食品にナノを使いたがる者は多いが、そのことを認める者は少ない
アンドリュー・シュナイダー
訳:野口知美(化学物質問題市民研究会)
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/index.html
掲載日:2011年7月23日
このページへのリンク:
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/news/110621_Food_Safety_News_Nano.html

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【ニューオーリンズ】―15,000人以上もの食品科学者、シェフ、レシピ開発者、香辛料・調味料・添加物業者が先週この地に集まり、料理人の鍋や食料品店の棚における最新のイノベーションを吟味した。

 農場から食卓に至るまでの全過程を一変させる可能性のあるナノ粒子について、食品技術者協会の年次大会では数多くの科学セッションで率直かつ熱烈に論じられた。

 しかし巨大な展示会場では、食品産業の最新の進展に関する展示がごまんとある中で、ナノが心躍る科学になるであろうなどと宣伝されることはめったになかった。

ナノがないというのは、一体どうしたことか。

 われわれ食品安全性ニュースは、新技術ナノを使用していると思われる者に質問しながら、このだだっ広い食品見本市会場を見て回った。

熱心な企業の営業担当者も科学者も、われわれの入場許可証に「報道関係者」とあるのを見ると、とたんに口を閉ざしてしまった。

まるで「身内の恥をさらすな」とでもいうように。

 趣向を凝らした展示物は、ナノ技術について言及する気配すら見られないものがほとんどであった。

たった1つの例外は、サウスウェスト研究所の展示である。

この研究所は、テキサス州サンアントニオで200万平方フィートの研究所を運営している。

 「ナノ物質は様々な分野で、食品の開発、加工、安全監視、包装に大いに役立つ可能性がある」と、サウスウェスト研究所でナノ物質専門の上級科学研究員を務めるJames Oxleyは食品安全性ニュースに対して語った。