・○獅山化学物質管理課長 では、引き続きまして、中央環境審議会環境保健部会化学物質環境対策小委員会についてはいかがでしょうか。
○戸田化学物質審査室長 中央環境審議会の手続及び審議の経緯につきまして、環境省よりご説明させていただきます。
資料1の3ページにございます化学物質環境対策小委員会につきましては、平成18年11月に設置されまして、そのまま佐藤先生に委員長をお願いしておりますので、中央環境審議会といたしましては、特に委員長の指名の手続は今回ございません。
審議の経緯でございますが、資料2の3ページにございますように、平成18年12月に化学物質環境対策の全体あり方についてご審議いただきまして、その結果につきまして、参考資料3として配付させていただいているところでございます。
ワーキンググループにつきましては別紙4の9ページになりますけれども、佐藤委員長の決定という形で化審法見直し分科会を設置させていただく、10ページにございますような構成の分科会を設置させていただく、という手続になっております。
以上でございます。
○獅山化学物質管理課長 以上で、委員長の選出手続及びワーキンググループの設置手続は完了いたしましたので、以後の議事につきましては、それぞれの委員長に進行をお願いいたしたいと存じます。
なお、本日は経済産業省が事務局を担当しておりますことから、本日の議事進行につきましては、産業構造審議会化学物質管理企画小委員会委員長の中西先生にとりまとめをお願いしたく存じます。
先生、ご移動をお願いいたします。
まず、中西委員長からごあいさつを一言お願い申し上げます。
○中西委員長 中西でございます。
おはようございます。よろしくお願いいたします。
化審法ができた1973年というのは本当に大変な年で、日本の産業が全部とまってしまうかと思うような年だったのですけれども、化審法ができて正常化していくさまをずっとみていまして、本当にすごいなと思いました。
当時、たしか経済産業省の吉田さんという課長さんがつくられたと記憶しているのですけれども、そういう歴史的な、しかも世界で初めての法律の改正に関係させていただけるということは大変誇りです。
どうぞ皆さんもよろしくお願いいたします。
それでは、初めに本日の会議の公開の是非についてお諮りしたいと思います。
各審議会の公開につきましては、それぞれ規定のあるところでございますが、本日の会議につきましては、公開することにより公正かつ中立な審議に著しい支障を及ぼすおそれがある場合、または特定な者に不当な利益もしくは不利益をもたらすおそれがある場合など、非公開とするべき場合には該当しないと考えますので、公開としたいと思いますが、よろしいでしょうか。(「異議なし」の声あり)ありがとうございます。
それでは、本日の会議は公開といたします。
なお、公開の会議の議事録は後日ホームページ等で公開されますので、あらかじめご承知おきお願いいたします。
それでは、まず最初に議題の1ということで、化審法見直しに係る審議の趣旨及び議題2のワーキンググループ等の設置の趣旨について、事務局から説明をお願いいたします。
○山本化学物質安全対策室長 それでは、資料2に基づきまして、改めて合同審議会の趣旨と今後の審議の進め方について、ご説明いたします。
今回の見直しの趣旨につきましては、既にご出席の方はご案内のとおりでありますけれども、化学物質審査規制法、化審法は、昭和48年にPCBの問題などを契機として制定されたものでございますが、今までに昭和61年、平成15年、2回にわたって大きな改正が行われております。
平成15年に改正を行った際に、改正法の附則におきまして、読み上げますと、「政府は、この法律の施行(平成16年4月1日)後5年を経過した場合において、新法の施行の状況を勘案し、必要があると認めるときは、新法の規定について検討を加え、その結果に基づいて必要な措置を講ずるものとする」と規定されているところでございます。
施行が平成16年4月1日でありますので、見直しの期日平成21年4月ということになるわけですが、この規定に基づいて、今回、化審法の改正の内容につきまして見直しを行うということが今回の合同審議を行う契機ということでございます。
また、ご存じのように、化学物質管理につきましては、法律施行後、新たな環境の変化であるとか、化学物質管理に関して、化審法とともに基本法である化管法に関しては、昨年8月に経済産業省、環境省の合同の審議会によって、制度見直しのための中間とりまとめが行われたという状況がございます。
化管法との一体的な運用に関する見直しの観点も含めて、化審法の制度改正の必要性について検討を行っていくというのが、今回の合同審議会の設置の趣旨でございます。
具体的な審議の進め方でありますけれども、化審法が経済産業省、環境省、厚生労働省、3省の共管の法律であるということから、既にご説明申し上げていますように、この3省の関係の審議会の合同の審査のもとで見直しの検討を行うということにしております。
それぞれの審議会の正式な名称はここにあるとおりでありまして、厚生労働省に関しては厚生科学審議会、経済産業省については産業構造審議会、環境省については中央環境審議会のもとに、専門委員会ないしは小委員会を設けて、そこで審議をするということで進めていきたいと考えております。
おめくりいただいて、もう既に事務的な手続を進めておりますけれども、合同審議会の下にワーキンググループを設けて、そのワーキンググループでさらに詳細な議論をしていくということにしております。
各審議会のもとにワーキンググループ等を設置して、それらの合同ワーキンググループのもとで議論を進めていきたいと考えております。
資料2の説明は以上のとおりでございます。
よろしくお願いいたします。
○中西委員長 ただいま事務局からご説明がありました審議の趣旨、審議の進め方、ワーキンググループをつくって議論を進めるという趣旨について、ご了解いただけますでしょうか。(「異議なし」の声あり)ありがとうございます。
それでは、今後はこのような方法で審議を進めていくことにさせていただきたいと思います。
では、続いて本論に入りたいと思います。本日はできるだけ委員の皆さんに議論をしていただく時間をつくりたいと考えておりますので、事務局からの説明については、要点を絞って簡潔にやっていただきたいと思います。
まず議題 (3)の化審法の概要及び施行状況についてと議題 (4)の化学物質管理に係る国際動向についてを続けて説明していただきます。
よろしくお願いします。