小麦アレルギーは完治するのか?~悠香『茶のしずく問題』検証(4) | 化学物質過敏症 runのブログ

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・小麦アレルギーは完治するのか?~悠香『茶のしずく問題』検証(4)
2011年9月 6日 07:00
 既報の通り、どのようにして医師が診断するかはわかったが、『茶のしずく』を使用してアレルギー症状を発症した人は、はたして完治するのだろうか?
 「治らない病気」と医師に宣告された被害者がいる一方、悠香側は「回復する」と説明している。

 福冨医師は「食物アレルギーは一般的に、一度発症すると改善しないことが多いと言われています。

ですが幸いなことに、『茶のしずく』によるアレルギー症状については、問題である石けんの使用を止めると、ほとんどの人は血液内のアレルギーの数値が下がることがわかってきました。

 使用を止めたその日を境に、少しずつですが症状はいい方向に向かって行くと言えそうです。

ただ、自由に小麦を食べ、その後歩いたり走ったりすることができた患者さんは、まだ一人もいません。

初めて発症した患者は、2008年から3年が経過した現在でも小麦を自由に食べることができていません。

石けんの使用を止めたからといって、どこまで回復するかは、現状では未知数です」と語った。

<情報届かず、『茶のしずく』を使い続ける悲劇>

 石けんの使用を止めれば、いい方向には向かっていく。

ただ完治するかどうはわからず、もし完治するとしても3年以上はかかるかもしれない――。

現時点でわかっていることはそれぐらいだ。
 ただ、使用を止めれば改善方向に向かうのはわかっているのだ。

にもかかわらず、まだ自主回収の事実を知らない人が数多く存在し、問題の石けんを使い続けているという悲劇的な現実が目の前にある。

 実際に福冨医師が勤務する相模原病院には、いまだに『茶のしずく』患者が途絶えることはない。

国民生活センターの相談件数や被害者110番の報道がニュースなどで流れると、次の日には患者が倍増するという。

 そうした現場の現状から見ても、テレビ報道の力は大きい。繰り返すが既報の通り、悠香はCMで自主回収を告知すべきだ。

これは担当医師や医療関係者ほか、多くの人が望んでいることでもある。

被害を拡散させたメーカーは、その責任を取り、自主回収を広く伝えるために最善策を講じるべきである。