ケンコーコムVS厚労省~医薬品ネット販売訴訟のゆくえ | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・出典:健康情報サイト
http://kenko.data-max.co.jp/

・ケンコーコムVS厚労省~医薬品ネット販売訴訟のゆくえ(1)
2011年9月15日 15:24
 健康食品・医薬品などをインターネット販売しているケンコーコム(株)(東京都港区、後藤玄利社長)は、改正薬事法(薬事法施行規則等の一部を改正する省令「厚生労働省令第10号、2009年6月1日施行」)によって被った不利益に対し09年5月25日、(有)ウェルネットとともに、厚生労働省の省令が憲法違反だとして権利救済を求める訴訟を東京地方裁判所に提起した。

 10年3月、第一審で敗訴したケンコーコムは東京高等裁判所に控訴した。

本シリーズでは、ネット販売訴訟の論点を振り返り今後の展望をさぐる。

後編には、ケンコーコム代表取締役・後藤玄利氏のインタビューを掲載する。

 ケンコーコムは、従来適法に行なってきたインターネットなどによる一般用医薬品の通信販売を継続する権利の確認と、それらを禁止する部分の省令無効の確認と取り消しを求めていた。
 改正薬事法では医薬品を3つに分類、そのなかの第1類医薬品がネット販売できなくなったなどの制約を受けたことで、ケンコーコムでは少なくとも5億円の損害を受けたとされている訴訟である。

12月24日に結審し、10年3月30日に敗訴が決定した。

判決後に司法記者クラブで行なわれた記者会見の様子をYouTubeで公開するなどし、開かれた裁判への思いを国民に伝えようとする姿勢がうかがえた。

 第一審と控訴審の概要は以下のとおり。

<第一審>
「医薬品ネット販売の権利確認請求、違憲・違法省令無効確認・取消請求事件」
東京地方裁判所 2009年(行ウ)256号
担当 民事第2部 裁判長:岩井伸晃/裁判官:小海隆則、須賀康太郎
訴えの提起 2009年5月25日
判決の言い渡し 2010年3月30日

<第二審>
東京高等裁判所 2010年(行コ)第168号
担当 民事第24部 裁判長:三輪和雄、裁判官:北澤章功、比佐和枝
控訴の提起 2010年4月13日
第一回期日 2010年9月2日