新たな”超耐性菌”の脅威:ナノ銀3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・訳注:ナノ銀の有害性を報告する研究

銀ナノ粒子は精子幹細胞の成長を止める(2010年9月)
EHN 2010年9月1日 論文解説によれば、マウスの精子幹細胞の株を用いて、異なるサイズ、異なる濃度、及び異なる銀ナノ粒子コーティングが細胞成長に及ぼす影響を調べた結果、サイズがより小さい粒子への曝露は幹細胞により多い細胞死をもたらした。

糖でコーティングしたより小さい銀ナノ粒子は、誘導細胞死の信号のひとつである活性酸素(ROS)の生成を増大させた。

成長因子であるグリア細胞由来神経栄養因子(GDNF)が銀ナノ粒子に曝露すると細胞に送られる信号が損傷を受け、精子幹細胞成長を止める。
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/ehn/ehn_100901_silver_nano_sperm_stem_cell.html


銀ナノ粒子は魚に対して細胞毒性と遺伝毒性がある(2010年4月)
Meridian 2010年4月16日の記事によれば、米日両国の共同研究チームは銀ナノ粒子が魚に対して細胞毒性と遺伝毒性を持つことを発見した。

メダカの細胞株を30ナノメートル径の銀ナノ粒子に暴露させた結果、細胞死、染色体異常、腫瘍細胞は用量に依存し、用量 0.05, 0.3, 0.5, 3, 5 μg/cm2 で、それぞれ 80, 45.7, 24.3, 1, 0.1% の生存率であったことを「Aquatic Toxicology 2010年4月1日」に発表した。
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/journal/2010_Apri_Silver_nanospheres.html


ナノ銀は魚の胚子を殺し、又は奇形を引き起こす(2010年1月)
 パデュー大学の研究者らは、溶液中に浮遊するナノ銀は有毒であり、試験魚ファットヘッドミノーの胚子を死に至らしめることがあり、ナノ銀が沈むと溶液は数倍毒性が弱まるが、それでもこの試験魚に奇形を引き起こすことを Ecotoxicologyに発表した。 http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/nano/news/100301_nanosilver_toxicity_in_fish.html