「安心・安全」に二本松市長が異議2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・1. アドバイザー山下俊一教授
 東電福島第一原発の事故後、福島県は長崎大学や広島大学の原発推進学者らを放射線健康リスク管理アドバイザーとして任命し、アドバイザーらはクライシス(危機)・コミュニケーションと称して、福島県各地の講演会で「安心・安全」を説いて回りました。

■山下教授 3月21日福島市での講演会質疑応答での安心・安全発言
(福島県ホームページ「福島県放射線健康リスクアドバイザーによる講演会」に基づく)

環境の汚染濃度が100マイクロシーベルト/hを超さなければ、全く健康に影響を及ぼさない。

5とか10とか20とか言うレベルでは、どんどん外で遊んで問題ない。(注)

数マイクロシーベルトなら屋外に洗濯物を干しても全く問題ない。

水道水で問題になるのはヨウ素だけであり、半減期は8日と短い。
地下水に到達するまでに半減期でなくなっている。

数メートル以下の地下水は全く問題ない。
セシウムは食べ続けても全く問題ない。
少量の慢性被曝の影響は非常に低い。
外部被曝に比べて、内部被曝の方が10分の1、リスクは少ないが、外部被曝と同じ基準で議論するので、今の基準は安全側に厳しく作られている。
放射線の影響は、ニコニコ笑っている人には来ない。

クヨクヨしている人に来る。
(注):福島県はホームページで、「質疑応答の『100マイクロシーベルト/hを超さなければ健康に影響を及ぼさない』旨の発言は、『10マイクロシーベルト/hを超さなければ』の誤りであり、訂正し、お詫びを申し上げます。ご迷惑をおかけし、誠に申し訳ありませんと述べている。


■山下教授 5月3日の二本松市での講演
(YouTube『山下俊一氏講演 5月3日二本松市』に基づく)
http://www.youtube.com/watch?v=k5Dv8AC-lwQ&feature=related  他

放射線以外にも遺伝子を傷つけるものは、化学物質や人工着料色など山のようにある。傷ついた遺伝子は直る又は除去される。
国が指針を提示したのだから、国民は国の指針に従う義務がある。
年間100ミリシーベルトの累積線量 以下では、発がんリスクは証明できない。だから不安をもって将来を悲観するよりも、今、安心して、安全であると思って活動しなさい。
今でも100ミリシーベルトの年間積算線量でリスクがあるとは思っていない。これは日本の国が決めたことである。
当初は数値が提示されなかったから、単純に10マイクロシーベルト以下になれば、そんなに心配はいらない。

1マイクロシーベルト以下なら全く心配ないと言ってきた。
しかし国は20ミリシーベルト(年間積算線量)をもって3.8マイクロシーベルト/hを出したから、その値を測って、そのレベルを遵守することが重要である。
皆さんと話してきた当初はクライシス・コミュニケーションといって危機をいかに未然に防ぐかという話をしてきた。
先ほどの質問で、二本松は危険だから逃げろというのはとんでもない話である。日本のレベルは全く心配ない。

その保証に首をかけろというならかける。
皆さんはここに住んでいる。

住み続けなくてはならない。