私たちは多くの化学物質に囲まれて生活しています。
健康な人は、微量の化学物質には気付きませんが、シックハウス症候群や化学物質過敏症の人には、微量の化学物質であっても、さまざまな体調不良を引き起こしてしまいます。
化学物質過敏症とは?
シックハウス症候群と化学物質過敏症は、似ているようで違う環境病です。
しかし、どちらもなかなか理解を得られない病気であり、周囲の理解が必要な病気であると言えるでしょう。
また、どちらも誰もが発症する可能性のある病気です。
知識を身につけ、予防・対策が必要です。
化学物質過敏症は、さまざまな化学物質に過敏に反応してしまい、目のかゆみ・鼻水・耳鳴り・のどの痛み・頭痛・下痢などの全身に症状が生じてしまう環境病です。
健康な人は感じないほどの微量の化学物質にも、過剰なアレルギー反応を起こしてしまうのです。
ひどくなると、仕事や学校、家事など日常の生活を送ることも困難になってしまいます。
化学物質過敏症の原因化学物質は私たちの生活の場に溢れています。健康な人ならば微量の化学物質には体は反応しません。
しかし、大量の化学物質が体に入ったり、微量であっても継続して体に入り続けていると、化学物質過敏症を発症してしまいます。
人間の体は化学物質が体に入っても健康には影響しませんが、許容範囲を超える量の化学物質が体に入ってしまうと症状が出てきます。
許容できる範囲は個人差があり、同じ量の化学物質が体に蓄積されていても、発症する人と発症しない人がいます。