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産廃の許可更新「却下を」
野田の施設 住民、健康被害訴え
 野田市西三ヶ尾の産業廃棄物処理施設の稼働で、化学物質過敏症などの健康被害が出ているとして、近くの住民らのグループが7日、施設の運営会社の産業廃棄物処分業の許可を更新しないように求める要望と1万1905人分の署名を県に提出した。

施設側は「違法な操業はしていない。

被害の客観的なデータを示してほしい」としている。

 この施設は2007年春に稼働開始。

がれきや廃プラスチックなどを焼却処理しているが、周辺の住民らは、施設の稼働開始以降、頭痛やめまいがしたり、鼻水が止まらなくなったりなどの健康被害が出ている、としている。

 同社の産廃処分業の許可は今月21日で切れる予定で、住民らは県に更新しないよう求めている。

住民らはこの日、化学物質過敏症とされた住民の診断書も県に提出した。

要望を提出した男性の1人は化学物質過敏症になり、平衡感覚がなくなり、脚立に立つこともできなくなったとしている。

目がヒリヒリと痛むほか、片頭痛もするという。

 一方、運営会社は「独自の調査や県の調査でも不備や問題は出ていない。もし出たならただちに改善する。

健康に影響が出ている原因が施設にあるなら、客観的なデータを提示してほしい」としている。

 署名を受け取った県廃棄物指導課は「提出された診断書などの書類は、更新審査への判断基準になるかどうかも含め、検討したい。

県も大気の測定をする予定で、その結果も含めて審査を進めたい」としている。

 野田市議会は7日、この施設に関し、産業廃棄物処分業などの許可更新をしないよう県に求める意見書を議員発議で提案し、全会一致で可決した。

鈴木有(ゆう)議長が14日に県庁で提出する予定。

(2011年9月8日 読売新聞)