・2.化学名、分子式、分子量
名称亜塩素酸(イオン) 二酸化塩素
CAS No. 1318-59-8 10049-4-4
分子式ClO2- ClO2
分子量 88 68
資料2
3.物理化学的性状
物理的性状:刺激臭のある、赤~黄色の気体
融点(℃): -59
沸点(℃): 11
比重(水=1):1.6(液体)
水への溶解性:0.8 g/ 100mL(20℃)
蒸気圧(kPa(20℃)):101
4.現行規制等
(1)法令の規制値等
水質管理目標(mg/L):0.6
薬品基準(mg/L):0.6
2)諸外国等の水質基準値またはガイドライン値
WHO:-
EU:-
U.S. EPA(mg/L):0.8
Ⅱ.安全性に係る知見の概要
暴露状況
二酸化塩素の暴露は、二酸化塩素が水道水の浄水処理に使用される場合に
よると想定される。
平成16 年水質管理目標設定項目等基準化検討調査における二酸化塩素の
水道水の検出状況(表1)は、原水において、すべて水道法水質管理目標値
(0.6 mg/L)の10%以下(38/38 地点)であった。
一方、浄水においては、
最高検出値は水質管理目標値の20%超過~30%以下であったが、大部分は水
質基準値の10%以下(145/147 地点)であった。
Ⅲ.食品健康影響評価
亜塩素酸の清涼飲料水に係る化学物質の食品健康影響評価を適用して評
価し、亜塩素酸の耐容一日摂取量(TDI)を29 μg/kg体重/日(亜塩素酸イオン
として)と設定した。