家庭用電気機器は常に放射源である | 化学物質過敏症 runのブログ

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家庭用電気機器は常に放射源である
ほとんどの家庭では、空間的な曝露が外部の放射源に支配されるということはなく、その大部分はむしろ、屋内で使用される電気機器によって引き起こされる。

したがって基礎的な対策を講じることによって、予防をして曝露の水準を低下させることが可能である。

たとえば、人々が長時間を過ごす場所で、恒常的に稼働する機器を使用することは避けるべきである。

:家庭内の電磁スモッグ発生源
自宅においては、近隣の高圧送電線・鉄道送電線・携帯電話基地局など、外部の放射源からの電磁スモッグに曝露することもあるが、ほとんどの場合曝露は自家製である。

家庭内の電磁スモッグには、以下の放射が含まれる。

-固定配電盤・電気コード・電源ソケット・延長コードなど、 家庭用装置からの低周波電磁場

-照明その他電気機器からの低周波電磁場

-コードレス電話ないしコンピュータネットワークによる高周波電磁場


:電気機器付近で増加する曝露
電源に接続している家庭における、典型的なバックグラウンドの水準は、0.02から0.04マイクロテスラである。

これは、高圧送電線・鉄道電線・変電施設など源泉からの直接の曝露の範囲外にある、大部分の建造物にあてはまる。

そのような暴露は通常、建造物内の電気機器が生成する磁場とかさなっている。

以下のような強力な磁場を生成する機器の付近では、曝露は相当に大きくなる。

-レンジ・ボイラー・ドライヤー・アイロンなど、 電力を大量に消費して、熱を生成する機器

-テレビ・ハロゲンランプ・時計つきラジオなど、磁気コイルや変圧器を内蔵した機器

-ドリル・ミキサー・掃除機など、電気モーターを内蔵した機器

たとえばドライヤーの場合、機器表面では100マイクロテスラを超える磁場が発生しうるが、距離が増すにつれてその水準は急速に低下する。

機種によって、30センチメートル離れたところでは、磁場は0.01から7マイクロテスラ、1メートル離れれば、0.1から0.3マイクロテスラまで下がる。電気焜炉でも状況は似ている。

ごく近傍では磁場は1から50マイクロテスラになるが、30センチメートル離れると0.15から8マイクロテスラに弱まり、1メートルも離れれば、0.01から0.04マイクロテスラにまで低下する。