環境中の電磁スモッグ4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・子供の白血病の危険を増す?
対象とされた特定の集団における特定の病気の発生率を調べる疫学的研究は、非電離放尃線により起こされるかもしれない悪影響について、より多くのことを発見するための一手段である。

この種の研究は、1980年代はじめ以来、多くの国において、低周波磁場が、癌を発生させたり、癌の成長を促進したりすることはあるのか、を見極めるために行われてきた。結果がまちまちで、しばしば矛盾しているという時期が長く続いたが、最近の研究および以前の研究の再検討をへて、研究者らは同じ結論に行き着いた。

0.4マイクロテスラをこえる磁場に長期間曝露している児童においては、白血病を発症する危険はおそらく2倍に高まるというのである。
癌研究国際機関(IRAC)も同様の結論に達しており、2001年には、低周波磁場を、「ヒトの発癌をもたらす可能性のあるもの」に分類している。

弱い磁場が白血病の危険を高めることは、確実な、あるいは証明されていることではないにしても、あり得ることであると、同機関は考えている。
スイスでは年に60 人の児童が白血病に罹患する。

もし0.4 マイクロテスラを超える低周波磁場への曝露が白血病の危険を2 倍に高めるのであれば(これはまだはっきりと証明されているわけではないが)、毎年1件の発症が磁場に起因するものであり、残りの59 件は他の原因によるものであることになる。
白血病の危険を高める疑いがあるということは、低周波磁場への長期にわたる曝露を、予防的手段を講じてできるだけ低く抑えなくてはならないというひとの理由になる。家庭用電気機器が源泉であるのなら、われわれ自身が、屋内での曝露水準を抑えていくことができる。

それに対して環境中の送電体系は、2000 年2 月1 日に実施された非電離放射線防護関連法の対象であり、住居・事務所・学校・病院・運動場など長期にわたり人々が占拠する場所での、磁場を減少させるための予防的措置を講じることが求められている。

そういう施設がある場所においては、すべての新たな高圧電線および変電所に対する基準値は、それらが最大限に稼働したときには、1 マイクロテスラとしている。

しかし目いっぱいに稼働することはめったにないので、長期曝露はこの水準を優に下回る。
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