水道水について6 | 化学物質過敏症 runのブログ

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マンガンは酸化処理とろ過処理の組み合わせにより容易に除去できる。遊離塩素と砂ろ過処理を組み合わせる場合は、砂ろ過池に二酸化マンガンで表面がコーティングされたマンガン砂と遊離塩素が同時に存在することが必要不可欠である。

この場合の除去機構はマンガン砂の表面で水中のマンガンイオン(2価)と砂の表面の二酸化マンガン(4価)が酸化還元反応により3価のマンガンになった後、遊離塩素により再び4価に酸化されて除去機能を回復する。

この結果、表面にコーティングされたマンガンは処理の継続により増加していくが、遊離塩素が共存しない場合は4価のマンガンがすべて3価に還元された時点でマンガンの除去能力が消失する。この場合、遊離塩素を加えることで3価のマンガンが直ちに4価に酸化されて除去能力が回復する。

酸化剤として過マンガン酸カリウムやオゾンが用いられている場合もあるが、それらの注入率に過不足が生じた場合は除去効率が大きく低下し、条件によっては処理水中のマンガン濃度を増加させてしまう場合がある。

ろ過処理には砂ろ過または粒状活性炭ろ過が用いられている。
 硬度は水中のカルシウムイオンおよびマグネシウムイオンの総量を示す指標で、石灰岩地帯の地下水や表流水に多量に含まれる場合がある。

飲料水として硬度が高いボトルウォーターが好まれる場合もあるが、水道水では硬度が高いと石鹸の洗浄効果が低下したり、硬度の低い水道水に比べて味が悪いとされる場合がある。

硬度の低下にはpHを11程度にまで上げてカルシウムイオン、マグネシウムイオンを沈でんさせる処理が主な方法であったが、現在ではpHを10程度に調整したうえで、炭酸カルシウムの核に水中のカルシウムイオンを炭酸カルシウムとして晶析させる方法が利用されるようになった。

また、家庭では煮沸する場合に同じ薬缶を使用し続けると薬缶の内部に炭酸カルシウムが析出し、その表面に水中のカルシウムが継続的に析出するため、硬度を低下できると言われている。

WHO(※3)では硬度が極めて低い超軟水は体内のミネラルバランスに悪影響を及ぼすとの指摘について検討を続けており、どのような結論が示されるのか注目される。


runより:我々化学物質過敏症患者にとっては有難くない処理がされてますが、安全な水にするにはどうしても消毒が必要です。

しかし処理技術が進んでる事が化学物質過敏症を増やしてる1因の様な気がしてなりません。