・脂肪とコレステロールの多い食品を控えて、規則正しい食習慣を。
①脂肪を制限する
②コレステロールは控えめに
③食物繊維をたっぷりと
④規則正しい食事習慣を
高脂肪の食品を避け胆石生成と発作を抑える
胆石は、胆のうや胆管の中にできる石で、肝臓から分泌される胆汁により生成されます。
近年、最も多いのは胆のう内のコレステロール胆石で、食事の欧米化による脂肪摂取量の増加が関係していると考えられています。
一度できた胆石を食事で除去することはできないため、生成を予防し、腹痛などの発作を起こさないための食事を心がけることが重要です。
コレステロールのとりすぎは胆石を生成する原因となってしまいます。
また、脂肪を多量に摂取すると、胆のうの収縮が活発になり、発作を起こしやすくなってしまうので、どちらも注意が必要です。
食物繊維をしっかりとってコレステロールを下げる
食物繊維にはコレステロールの排泄を促す働きがあり、胆石発作を誘発する便秘解消にも効果があります。
ごぼうやれんこんなどの根菜類や切り干し大根、加熱することでたっぷり食べられる白菜などの野菜類、玄米などで積極的に摂取するようにしましょう。
脂溶性ビタミンは、脂肪の制限によって不足しがちで、ビタミンCはコレステロールの分解に関わります。
この意味でも野菜やいも、果物をしっかりとることが大切です。
また、暴飲暴食や不規則な食事をしていると、胆のうの収縮のリズムが乱れ、胆石発作を起こしやすくなります。
食材選びのポイント
コレステロールや脂肪の少ない魚や肉を、煮る・蒸すなど油を使わない諷理法で。野菜や果物もたっぷりと
主食
玄米やシリアル
玄米や胚芽米、コーンフレーク、オートミールなどを利用して、食物繊維を積極的に摂取。
主菜
脂肪の少ない魚や肉
脂身の少ない魚や肉を。鶏肉は皮を外して。コレステロールの多いウニやイクラは控える。
副菜
繊維が豊富な野菜
食物繊維が豊富な野菜や海藻を。繊維がやわらかく、加熱するとカサが減る白菜はおすすめ。
その他
果物やジュース胆汁酸の合成を促すビタミンCが豊富な、キウイフルーツやオレンジなどの果物やジュースを。