・ホルモンバランスを整え、骨粗しょう症や動脈硬化を防ぐ食事を。
①骨粗しょう症や動脈硬化を防ぐ
②豆腐や納豆を食べる
③脂質のとりすぎに注意
④趣味やスポーツを楽しむ
エストロゲンの働きを助ける栄養素を補給
更年期障害は閉経期前後の女性に現れる自律神経失調症の一種で、エストロゲン(女性ホルモンの一種)が欠乏しホルモンバランスが乱れ、さまざまな不定愁訴が現れます。
骨からのカルシウム流出を防ぐ力が弱まり骨租しょう症になりやすくなるため、カルシウムやその吸収を助けるビタミンDの補給が必要です。
コレステロール値の上昇を抑える働きも弱まるので、動脈硬化の注意も必要です。
最近注目されている大豆・大豆製品に含まれるイソフラボンは、エストロゲンと同じように働き、更年期の症状の緩和や骨租しょう症予防に役立ちます。
栄養バランスのとれた食事で不快な症状をやわらげる
更年期に起こりがちな自律神経失調症状や、イライラや不安、躁うつなどの精神的な症状をやわらげるには、たんぱく質やビタミン、ミネラルのそろったバランスのとれた食事が効果的です。
これらの成分には、神経伝達や免疫機能を強化する働きがあります。友人や家族とのつき合い、趣味やスポーツを積極的に楽しみ、気持ちを前向きにして日々を送ることも大切です。
また、更年期は、基礎代謝が減少し、運動不足も重なり太りやすくなります。
脂質などの摂取を控えるとともに、適度な運動を心がけましょう。
食材選びのポイント
更年期障害の食事対策は栄喪バランスのとれた組み合わせが一番。脂質や糖質は控えめにしましょう
主食
胚芽米ごはんや麦飯
ビタミンBlやEの豊富な胚芽米「」はんや、小麦胚芽のパン、全粒麦「」はんなど。
主菜
大豆製品、青背魚
納豆、豆腐、生揚げプなどの大豆製品や、イワシ、サバなどの看背魚、ワカサギ、カキ、卵など。
副菜
緑黄色野菜
カルシウムが豊富な菜の花、モロヘイヤ、テンゲンサイ、小松菜のほかひじき、黒豆など。
その他
乳製品、種実類カルシウムが豊富な牛乳、チーズ、∃-グルト、落花生やアーモンドなどの種実類(少量)、果物など。