・血管や皮膚を強化し、抗酸化や抗ストレス作用があります。
ビタミンCは、もともとは壊血病予防に発見された成分で、アスコルビン酸ともいいます。
コラーゲンの合成に必要で、コラーゲンが合成できないと細胞同士の結びつきが弱くなって血管や皮膚、粘膜などがもろくなり、出血や感染症を起こしやすくなります。
ビタミンCは吸収されやすい成分ですが、使われないと排泄されます。
効果を持続させるため毎食とりましょう。ストレスや喫煙で失われやすいので、思い当たる人は積極的に補給を。
食品成分の特徴
ビタミンCは熱に弱い
ビタミンCは破壊されやすく、とてもデリケートな成分です。
熱や空気、アルカリなどに弱いため、調理損失が大きく、調理の仕方によっては30%が失われるというデータもあります。
ビタミンCは野菜や果実、いもにも豊富
ビタミンCが豊富なのは、野菜や果物です。
じゃがいもやさつまいもにも豊富で、いもに含まれるものはデンプンに守られているため、調理損失が少ないという特徴があります。
消化吸収
手早く調理を
洗う、切る、のほか放置しても少なくなります。新鮮な材料を手早く調理してすぐに食べましょう。
水溶性の成分のため、体にためておけません。毎食補給すると効果が持続します。
体内のおける効果
ビタミンCの効果
コラーゲンを合成して血管や皮膚を健康に保ちます。抗酸化作用や抗ストレス作用があります。吸収されにくい鉄をとり込みやすくします。
ビタミンCの欠乏症
皮下や歯茎から出血する壊血病を起こします。
これは、コラーゲンが不足して血管がもろくなることが原因です。
成長不全や貧血になりやすく、免疫力が低下して感染症にかかりやすくなります。
ビタミンCをとりすぎると
体内に蓄積されることはなく、過剰症はありません。ただし、サプリメントなどで一度に大量に摂取すると下痢や嘔吐、発疹などが見られることもあります。
ビタミンCを多く含む食品
100g中 mg
赤ピーマン 170
芽キャベツ 160
黄ピーマン 160
菜の花 130
レモン 100
カリフラワー 81
にがうり 78
キウイフルーツ 69
いちご 66