300種類以上もの酵素の反応をサポートします
カルシウムなどとともに骨格を形成し、体内の約60%が骨に存在します。
残りは体中に存在し、各種の酵素反応を促して、エネルギーをつくり出すなどの働きがあります。
カルシウムとかかわりが深く、ともに働くこともあれば、逆の働きをすることもあります。
カルシウムを多くとるとマグネシウムも必要量が増えるため、カルシウムとマグネシウムの比率が2‥1になるようにとるのが理想的です。
食品成分の特徴
種実や穀類に豊富に含まれる
種実、穀類、大豆、魚介などに多く含まれます。
日本人は穀類から最も多く摂取しています。
玄米などのように、精製されていないもののほうが豊富に含まれます。
お茶なら抹茶を
コーヒー豆や茶葉にも豊富ですが、浸出液であるコーヒーや緑茶にはほとんど溶け出ません。
そのため、丸ごと摂取するインスタントコーヒーや抹茶などのほうが効率よく摂取できます。
消化吸収
日本型の食事に豊富
野菜や魚介に多く、加工度の高い食品や肉類に少ないため、和食のほうがとりやすいでしょう。
吸収を阻害する
カルシウムやリンはマグネシウムの畷収を阻害したり、排泄を促したりする成分です。
体内のおける働き
働き
骨格の成分となるほか、エネルギーの産生をはじめとした各種の酵素反応にかかわります。
筋肉の働きをコントロールし、神経の興奮を鎮めます。
筋肉を収縮、神経を鎮静、酸素反応を促進、循環器病気の予防酵素の活性化を促し、体の機能を守る
欠乏症
利尿剤を使い続けたり、利尿作用の強いアルコール飲料やコーヒーなどを大量に飲んだり、カルシウムを大量にとったりすると不足することがあります。
神経の異常や心臓の血管に障害が起こります。
食欲不振、嘔吐、疲労感、振戦、こむら返り、テタニー(筋痙縮)、筋肉痛、めまい、イライラ、神経過敏症、精神疾患動悸、不整脈、虚血性心疾患
とりすぎると
大量に摂取しても、尿で排泄されるので、過剰症になることはほとんどありません。
サプリメントなどで大量にとった場合、筋力や血圧の低下、下痢、吐き気などを起こすことがあります。
多く含む食品
100g中 mg
乾燥わかめ 1100
刻みこんぶ 720
干しひじき 620
ココアパウダー 440
インスタントコーヒー410
ごま 360
アーモンド 310
素干し桜エビ 310
油揚げ 130