便秘の種類3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・Q2.16 結腸性便秘とはどのような便秘ですか

 弛緩性便秘ともいい、常習便秘のそのほとんどを占め、結腸の緊張がゆるんでいて、かつ、蠕動運動が弱いために便を十分に押し出すことができないため起こる便秘です。

腸管の緊張や運動の低下により便を十分に押し出せない便秘です。
 この便秘は、高齢者、無力体質者、長期臥床者に多く見られます。

例えば、高齢者では、歯が悪いなどの理由から咀嚼力の低下によって消化のよい食物や食物残渣の少ない食物を摂取する傾向から、ますます大腸を刺激する力が弱まるため起こるともいわれています。
 また、多産のために腹筋の力が低下している女性や、腹部の手術経験者など、腹圧の低下などにもこの便秘を誘発します。
 結腸性便秘になると腹痛などの強い症状を訴えることは少ないですが、便秘が長く続くと腹部膨満感、食欲不振などの症状を起こします。


Q2.17 痙攣性便秘とはどのような便秘ですか

 結腸性便秘とは逆に、大腸の蠕動運動が強すぎるために起こる便秘で、過敏性腸症候群の便秘型として起こります。

原因は主に精神的ストレスで、これが自律神経に影響を及ぼして、腸が痙攣を起こし、ところどころがくびれて狭くなり、その結果、便の通過障害が起こり便秘になります。
 また、結腸性便秘とは異なり持続的に便秘が続くことは少なく、しばしば便秘と下痢が交互に発症します。
 この便秘では、腹痛を訴えることが特徴的でとくに食後に痛むことがよくあります。

便意は非常に強いのですが、便が出ても兎糞状であったりと、便は少なく残便感があります。