健康食品からダイオキシン | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議より
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin03_53_07.html

・健康食品からダイオキシン(厚生労働省調査)
理事 神山美智子
●ダイオキシン緊急調査の実態
昨年5月11日、厚生労働省は、輸入食品中の化学物質に関する緊急調査をし、その結果を公表しました。調査対象中に健康食品が含まれています。

調査項目はダイオキシン類、鉛、ホルムアルデヒド、MCPO(3-クロロプロパン-1,2-ジオール)、メラミン、ベンゼンですが、健康食品での分析調査は、ダイオキシン類だけです。
結果は表のとおりですが、健康食品のダイオキシン類の値が、最大値で5.46pgTEQ/gと、魚類よりも大きかったのです。

しかしこの表だけでは、どのような健康食品にダイオキシンが含まれていたのか分かりません。

現在、消費者庁では、「健康食品の表示に関する検討会」が開催されており、私や中下裕子氏(国民会議事務局長)が委員になっています。

そこで私たちは、消費者庁事務局に、健康食品の安全性に関する詳しい事実調査を依頼しました。

すると、検討会は表示を扱っているので安全性を扱っているのではないから調査しないという返事がありました。

やむなく今回の緊急調査に関して厚生労働省へ直接話を聞きに行きました。すると、厚生労働省は、緊急調査に関して商品名などの生データは出せないとして、商品の種類と数値を示してきました。
最も高い値を示したのはサメ肝油3品目で、5.46、4.07、0.88(単位は以下も含めpgTEQ/g)でした。他に魚油、オキアミ、大豆エキス、カキエキス、オットセイエキス、スッポン、ローヤルゼリー、アリ、水ヒル、貝などを調べています。検出値は0.13~0.88の間で、全体の平均値は0.3だそうです。

しかしアリや水ヒルなどという健康食品があるとは驚きでした。
●健康食品で効能をうたうのはNG!
健康食品は法律上の定義がなく、健康志向食品全般を指すものとして使われています。

法的に根拠のあるものは特定保健用食品と栄養機能食品だけで、それ以外のものは、効能効果を謳うことはできないのです。

それにもかかわらず、毎日の新聞、テレビなどには、グルコサミン、コンドロイチン、ヒアルロン酸、プロポリス、ローヤルゼリーなど、健康食品の広告があふれています。

そして多くの消費者が、膝や足腰の痛み、衰え、肌の張りつやなどに効果があるのではないかと思って買っています。

しかし、こうした成分は、効能効果を謳わないことを条件に、食品中に含まれていても良いとされているものにすぎず、食品衛生法上の位置づけは、一般飲食物添加物か既存添加物です。
原則として、食品添加物は、法律上指定制が採用されています。食品安全委員会がその安全性を評価し、健康に有害な作用がないことを確認したうえで、厚生労働大臣が指定します。

しかし、一般飲食物添加物は指定制が免除されており、既存添加物も、1995年に使用実態のあった天然添加物のことを指すため、どちらも事前の安全性評価はされていません。

さらに特定保健用食品とも違って、機能の証明もありません。

しかも、サメのように、肝臓にダイオキシンがたまりやすい魚から作られた健康食品を長年摂取し続けるのはいかがなものでしょうか。

2006年にもサメ肝油から耐容一日摂取量を超過するダイオキシン類が検出され、販売中止と回収の措置がとられました。

サメは食物連鎖の上位に位置するので、ダイオキシン類が蓄積しやすいのだと思います。

しかもダイオキシン類は脂に溶けやすいので、肝油に含まれるのも不思議ではありません。
なお、最大値を示した魚類はあじの開きで、にしんも1.23と1.28、サワラが1.0だったそうです。

時点で世界のネオニコチノイド出荷額は有機リンについで第2位となっていることや、日本は、ネオニコチノイドの食品の残留基準値が欧米諸国に比べて桁違いに高いため、国産果物、茶飲料などを多めに摂取した人たちに、手のふるえ、物忘れ、不整脈などの中毒症状が発生していることを報告しました。

ネオニコチノイド汚染が危惧される食品には、「大量に摂取すると、ネオニコチノイド中毒によりあなたの健康を損なう恐れがあります」などの注意ラベルを貼ることが必要と指摘しました。

さらに、中毒学の第一人者で筑波大学名誉教授の内藤裕史氏は、ネオニコチノイドの使用については、その毒性が未解明であることも考慮して、慎重な対応を国に求めると発言しました。

最後に、長崎県の日本ミツバチ養蜂家の久志氏、茨城県の有機農業家の魚住氏などから、昨今のミツバチだけでなく生物多様性の減少についてのコメントがありました。

出席者の多くが、ミツバチを始めとした生態系の異変に共感した模様でした。
●イタリアでの取り組みにならえ!
当日の藤原誠太氏配布資料によれば、ネオニコチノイドを一時使用中止することにより、イタリアではミツバチに回復の兆しが見られたそうです。

それならば、なぜ日本でも同じことができないのでしょうか。

ミツバチだけでなく、国の農業、ひいては私たちの食糧を守るために、この農薬の使用を一時中止し様子を見ることが、今後の生態系の被害の未然防止にきっと役立つはずです。
日本のミツバチ被害は、今年もさらに広がっているのです。
測定対象物質 食品分類 検体数 原産国数検出頻度(%) 最大値
ダイオキシン類
肉類         20      5    85.0           0.1 (pg TEQ/g )
魚類         20     10     100          2.26
健康食品      20      6     95.0          5.46


runより:健康食品って信じてないです。

昔べにばな油が健康に良いとCMで毎日流れてましたが、今では良くない油の代表みたいなもんです。

業者のうたい文句なんてまともに聞いてません(*^▽^*)