アトピーQ&A1 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・アレルギー情報センターより
http://www.allergy.go.jp/allergy/index.html

Q4歳の女の子、アトピー性皮膚炎で薬を塗り続けていたが顔の産毛が濃くなって止めた。

塗り続けた方が良いのか。

またアレルギーの検査を受けた方が良いのか。


毛が濃くなったのはステロイド薬の副作用の可能性があります。

ステロイド薬の使い方は顔面には強い薬は塗らず、できるだけ非ステロイドの外用薬を使います。

首から下は症状によりステロイドの外用薬を使い分け、軽くなったら弱いのに変えます。

薬の強さを確認し、年齢とともに症状も変わるので治療を変えていくことが必要です。アレルギー検査は是非受けてください。

成長とともに変わることがあるので定期的に受ける必要もあります。


Q アトピーで妊娠前後の薬の使用は可能か。


内服薬で抗ヒスタミン薬の使用は止めた方がいいでしょう。

ステロイド薬は問題ありませんができるだけ弱い薬で維持するようにしてください。


Q 現在14歳で生後7ヶ月から薬を塗り続けている。離脱したいのだが・・・。


まずアレルギー検査を受けてください。

アレルゲンが見つかればそれをできるだけ身の回りから減らす工夫をしてください。ダニであればダニ対策を、食物であればその除去を試みてください。

食物アレルギーは乳幼児は卵、牛乳、大豆などが多いのですが成長してくると穀物が多くなります。

アレルゲン対策をきちんとやり、ステロイド外用薬以外の薬を使うことによって減量・離脱できる人もいます。


Q 成人男子、小さいときにアトピーがひどく、中高の時は出なかったのだが仕事についてまた出始めた。

関連したものか、1回終わってまた出たものか教えてほしい。


症状は年齢とともに変わるので全部一続きで、いったん治ったように見えても体質は残っていて、職場の環境、精神的なもの、埃、汗などの刺激によって悪化したと考えます。

Qステロイドの外用薬を5年くらい使っているが体内への蓄積はあるのか。


極端に多い量を使っていない限り体内への影響はあまり心配しないでよいでしょう。

しかし顔面にはステロイド外用剤はできるだけ使わない方がいいでしょう。


Q5歳の女児、アトピー性皮膚炎と喘息がある。

特に牛乳アレルギーが強くスコアー5以上だが来年から学校なので給食が心配だ。


スコアー5以上の強いアレルギーがある場合その食物は原則として摂らない方がいいでしょう。

今は卵や牛乳を除去した給食を出す学校も多いので診断書を持って学校と相談してください。

もし除去食ができなければ当面は弁当にしてください。

ただし牛乳アレルギーは6歳までに7~8割、9歳までに9割は治ります。

厳しく制限するばかりではなくよく加熱する、低アレルギーミルクを利用する等工夫も必要です。

食前に経口のインタールを服用すると有効な場合もあります。


Q アトピー性皮膚炎でかゆみが強く、つい掻いてしまう。

掻かないようにする方法はないのだろうか。


かゆみを抑えるためには抗ヒスタミン薬や、抗アレルギー薬の内服があります。

眠くなることがありますので運転などには気をつけなければなりません。

皮膚は清潔にして、入浴の時などにもゴシゴシこすったりしないようにしてください。

軟膏もきちんと塗ってしっとり保つようにします。

癖になって痒くなくてもいつも掻いてしまう人もいるので、自分で気がついたら止めましょう。