小学校施設整備指針(平成22年3月)2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・第1章 総則第1節 学校施設整備の基本的方針
1 高機能かつ多機能で変化に対応し得る弾力的な施設環境の整備
 教育内容・教育方法等の変化などに対応して,多様な学習内容・学習形態やコンピュータその他の高度な教育機器の導入などを可能とする高機能かつ多機能な学習環境を確保し,更に,今後の学校教育の進展や情報化の進展等に長期にわたり対応することのできるような柔軟な計画とすることが重要である。

2 健康的かつ安全で豊かな施設環境の確保
 児童等の学習及び生活の場として,日照,採光,通風等に配慮した良好な環境を確保するとともに,障害のある児童にも配慮しつつ,十分な防災性,防犯性など安全性を備えた安心感のある施設環境を形成することが重要である。
 また,児童がゆとりと潤いをもって学校生活を送ることができ,他者との関わりの中で豊かな人間性を育成することができるよう,生活の場として快適な居場所を計画することが重要である。
 さらに,それぞれの地域の自然や文化性を生かした快適で豊かな施設環境を確保するとともに,環境負荷の低減や自然との共生等を考慮することが重要である。

3 地域の生涯学習やまちづくりの核としての施設の整備
 地域住民にとって最も身近な公共施設として,まちづくりの核,生涯学習の場としての活用を一層積極的に推進するためにも,施設のバリアフリー対策を図りつつ,必要に応じ他の文教施設や高齢者福祉施設等との連携や地域の防災拠点としての役割を果たし,また,景観や町並みの形成に貢献することのできる施設として整備することが重要である。

第2節 学校施設整備の課題への対応
第1 子どもたちの主体的な活動を支援する施設整備
1 多様な学習形態,弾力的な集団による活動を可能とする施設
(1) 多様な学習内容・学習形態による活動を可能とする施設として計画することが重要である。

その際,児童の主体的な活動を支援する工夫や児童の持つ豊かな創造性を発揮できる空間として計画することも重要である。

(2) 一斉指導による学習以外に,ティームティーチング(複数教員による協力的指導)による学習,個別学習,少人数指導による学習,グループ学習,複数学年による学習等の活動及び児童の学習の成果の発表などに対応するための学習メディア等が活用できる多目的な空間を計画することが重要である。

(3) 快適に学習・生活ができるよう,場に応じた材料,色彩計画,適切な室内環境や吸音・遮音性等を備えた施設環境を確保することが重要である。

(4) 多様な学習内容・学習形態に対応するとともに,豊かな生活の場とするため,充実した家具を施設計画と一体的に計画することが重要である。