家庭内にはあぶない製品がいっぱい | 化学物質過敏症 runのブログ

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・出典;化学物質問題市民研究会
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/index.html


・厚労省/平成20年度(08年度)
家庭用品等に係る健康被害 病院モニター報告
家庭内にはあぶない製品がいっぱい
http://www.ne.jp/asahi/kagaku/pico/tsuushin/pico_master.html


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 厚生労働省は、昨年12月25日に「家庭用品等に係る健康被害病院モニター報告」を発表しました。概要を紹介します。


■モニター報告とは
 家庭用品等に関連した健康被害情報を収集するため、モニター病院(皮膚科、小児科)の医師が家庭用品等による健康被害と考えられる事例(皮膚障害、小児の誤飲事故)について、また、(財)日本中毒情報センターが収集した家庭用品等による吸入事故等と考えられる事例について、毎年度、厚生労働省に報告する制度。1979年から実施されている。
 皮膚科医療機関: 9、小児科医療機関: 6、吸入事故等:(財)日本中毒情報センター化学物質過敏症 runのブログ-zu1

■2008年度 家庭用品等による健康被害概要
・皮膚障害については、装飾品が43件と最も多い。
・小児の誤飲事故は、タバコが159件と30年連続でトップ。
・吸入事故等(吸入事故・眼の被害)は、殺虫剤が221件と最も多い。
・平成20年度に報告された事例の件数は、合計1,565件(前年度1,681件)であった。


1.皮膚障害に関する報告
・報告された事例は、114件(前年度62件)であった。
・皮膚障害の種類は、「アレルギー性接触皮膚炎」62件(51.7%)と「刺激性接触皮膚炎」49件(40.8%)がほとんどを占めた。

装飾品
・製品別の内訳は、ネックレスが15件、ピアスが9件、指輪が2件などであった。
・金属の装飾品について、25件でパッチテストが施行され、ニッケル又はコバルトにアレルギー反応を示した例が多かった。

洗剤
・洗剤に関する報告件数は13件であり、ほとんどが台所用洗剤であった。

事例【原因製品:ピアス】 患者:25歳 女性 症状:平成18年2月にピアスの穴をあけ、同年6月、両耳に紅斑と滲出液が出現し、受診。その後改善も、今回再び左耳の発赤、皮下硬結、落屑(皮膚表面から角質細胞がはがれ落ちること)にて受診。

障害の種類:アレルギー性接触皮膚炎 パッチテスト:ニッケル(++)、コバルト(++)、金(++) 治療・処置 :ステロイド薬外用、シリコン(シリコーン)ピアス使用 転帰(経過および結果 以下同様):軽快

事例【原因製品:台所用洗剤、洗濯用洗剤】 患者:37歳 女性 症状:数年前から、手の湿疹が悪化した。ステロイド薬を外用しているが、食器洗いや洗濯で悪化する。 障害の種類:刺激性接触皮膚炎 パッチテスト:未実施 治療・処置:ステロイド薬外用 転帰:軽快