電磁波過敏症の謎に迫る記事を以前書きました。
緊張状態が続き、交感神経優位になっているとの持論でした。
今回は遺伝子の謎に迫ってみます。
・出典:VOC-電磁波対策研究会 VOC-EMF Measures Research Association
http://homepage3.nifty.com/vocemf/
http://homepage3.nifty.com/vocemf/link1.1.html
http://homepage3.nifty.com/vocemf/Resources/0g.pdf
パソフィジオロジー 2009 年 Pathophysiology ***(2009)***
電磁界は生体細胞にストレスを与える
著者:ブランク L*、グッドマン R#
所属: *生理学教室、コロンビア大学、ニューヨーク、米国
#病理学教室、コロンビア大学、ニューヨーク、米国
(アブストラクトを翻訳)
ELF(極低周波)とRF(ラジオ周波数)の双方の電磁界は、細胞のストレス
反応を活性化させ、HSP70 のようなストレス反応を行うタンパク質発現を引き
出し、hsp70 のようなタンパク質を増加させる。
20 種類の異なるストレス・タンパク質の仲間は、進化とともに保存されていて、損傷したタンパク質を回復したり、元に戻したりすることを助けたりして、そのタンパク質を細胞膜を通って移動させる時などに細胞内での“付き添い”のような役割を果たしている。
ストレス反応が起きることによってDNA が活性化し、ELF とRF とでは大き
なエネルギー差があるにもかかわらず、同じように細胞内を移行することが両
方の周波数範囲で起きている。
HSP70 ストレス遺伝子の促進役である特定のDNA 順列は電磁界に敏感であり、電磁場がDNA の中の電子と直接に作用することが出来ることを生物化学的なモデル研究では示唆されている。
一方、低エネルギーの電磁界は、ストレス応答を引き起こすようなDNA と反応し、RF 領域のより高い電磁界エネルギーはDNA 鎖の中に損傷を与えることになる。
生体細胞を保護するために、電磁界の安全限界値は、エネルギーに基礎をおくような現在の熱効果基準値から、熱変化としてあらわれるよりももっと以前に起きている生物学的な反応に基礎を置くような基準値に変える必要がある。
(翻訳:荻野晃也 2009.4.15)
さて、これは以前掲載した記事と同じですが電磁波が遺伝子、細胞までストレスを与えているという事です。
そうなると必然的に脳の指令は「厳戒態勢」になるのではないか?
また、脳の指令は電気信号なので指令も乱れてるのではないか?
脳は意外とおバカな所があります。
冷たすぎる物を触ると「熱い」と感じたりします。
意外と騙されやすいんです。
まとめ:細胞がストレスを感じると脳が緊張状態を作り出し敏感になる。
これはあくまでも推測です。しかし、現実味はあると思います。