wikipediaより
窒素(ちっそ、英: nitrogenナイトロジェン)は原子番号7の元素。
元素記号はN。空気中に約78.08%も含まれ、アミノ酸をはじめ、多くの生体物質中に含まれており、すべての生物にとって必須の元素である。
一般に「窒素」という場合は、窒素の単体である窒素分子(窒素ガス、N2)を指すことも多い。窒素分子は常温では無色無臭の非常に安定な気体。
液化した窒素分子(液体窒素)は冷却剤としてよく使用される。液体窒素温度(-195.8 ℃、77K)から液化する。
質 [編集]窒素原子は窒素族元素の1つ。
生物にとっては非常に重要でアミノ酸や蛋白質、核酸塩基など、あらゆるところに含まれる。
分解すると生体に有害なアンモニアとなるが、動物(特に哺乳類)は窒素を無害で水溶性の尿素に代謝している。
しかし、貯蔵はできないためそのほとんどは尿として排泄している。
そのため、アミノ酸合成に必要な窒素は再利用ができず、持続的に摂取する必要がある。
ただし、ほとんどの生物は大気中の窒素分子を利用することができず、微生物などが窒素固定によって作り出す窒素化合物を摂取することで体内に窒素原子を取り込んでいる。
植物にとっては、リン酸、カリウムと並んで肥料の三要素の一つであり、特に葉を大きくする作用が強いため、葉肥と呼ばれる。
窒素酸化物 [編集]
窒素と酸素からできる化合物を窒素酸化物という。略称NOx(のっくす)。
大気汚染の原因物質の1つとされるが、窒素と酸素を混合して高温に加熱すると自然と生成するため、排出の抑制は難しい。
亜酸化窒素(笑気ガス)N2O
一酸化窒素NO
三酸化二窒素N2O3
二酸化窒素NO2
四酸化二窒素N2O4
五酸化二窒素N2O5