突発性難聴は脳卒中の前兆の可能性も | 化学物質過敏症 runのブログ

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・2008/07/08(火) 19:23:31

■突発性難聴は脳卒中の前兆の可能性も

突発性難聴(sudden hearing loss)は、最長2年以内に脳卒中を発症する前兆である可能性が、台湾の研究者らによる研究によって明らかにされた。
突発性の感覚神経性(sensorineural)難聴の発症後に発現する脳血管疾患の発症率またはリスクを検討した研究は今回が初めて。

台湾、台北医学大学Taipei Medical University医務管理学部教授のHerng-Ching Lin氏らは、突発性難聴の急性エピソード(症状発現)のために入院した1,423人を対象に、5年間の追跡調査データを分析。
その結果、虫垂切除のため入院した5,692人の対照群に比べて、脳卒中の罹患率が1.5倍以上高いことが判明した。

研究結果は、米医学誌「Stroke」6月号に掲載された。

Lin氏は、難聴を発症した全患者が総合的な神経学的検査と血液検査を受け、脳卒中リスクを評価することを勧めながらも、
「難聴と脳血管疾患の関連性が示唆されたのは初めてであること、使用データにも問題が多いことから、追加の独立した研究で確認されるまでこの知見は慎重に解釈する必要がある」としている。

同氏は、使用したデータベースの問題点として、突発性の感覚神経性難聴の明確な定義が示されていないこと、難聴の重症度、回復の程度、脳卒中のリスクに関与しうる喫煙癖やボディ・マス・インデックス(BMI:肥満指数として用いられる)、
心血管疾患や心房細動の既往歴などの情報がデータに含まれていなかったことを挙げている。


runより:突発性難聴は騒音過敏症の原因でもあります。

ご注意ください。