・ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議より
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin03_53_07.html
・ネオニコチノイド系農薬って何?
最近多用されている農薬(殺虫剤の一種)。
タバコの有害成分ニコチンに似ているのでネオニコチノイド(新しいニコチ
ン様物質)という名前が付いています。
ネオニコチノイドは1900年頃、有機リン系農薬の後に開発され、ここでは主に7種類を表に示しました。
●浸透性・残効性・神経毒性
ネオニコチノイドの特徴は、①浸透性、②残効性、③神経毒性 で、ミツバチを含む昆虫類、生態系、さらに人への影響が懸念されています。
ネオニコチノイドは、水溶性で植物内部に浸透することから浸透性農薬とも呼ばれています。
成 分 商 品 名 開発企業
アセタミプリド モスピラン、マツグリーン、カダン、イールダーSG 日本曹達
イミダクロプリド アドマイアー、ハチクサン、アースガーデン、メリット バイエル
ニテンピラム ベストガード、ペダンベスト 住友化学
クロチアニジンダントツ、フルスウィング、モリエート、ハスラー、タケロック 住友化学
ジノテフラン スタークル、アルバリン、ボンフラン 三井化学アグロ
チアメトキサム アクタラ、クルーザFS30 シンジェンタ
チアクロプリド ウィンバリアード、エコワンフロアブル バイエル
主なネオニコチノイド系農薬
他にも浸透性農薬として、新しい系統(フェニルピラゾール系)の殺虫剤フィプロニルも多用されています。
フィプロニルはペットのノミ駆除、家庭内殺虫剤、農薬として使われていますが、これも神経毒性があり、ミツバチ大量死の原因としても注目されています。さらにネオニコチノイドは条件により残効性が高くなり、地中に長期(1年以上)残留するという報告があります。