「無計画停電」から「戦略的エネルギーシフト」へ10 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・(5) 今後の中長期的な電源見通し(まとめ)
以上の議論を整理して、次の表3.2 および図3.6 に示す野心的なエネルギーシフトの目標を立ててはどうか。

これによって、自然エネルギーとそのインフラ整備、省エネ・節電などで、控えめに見ても50 兆円もの投資が期待でき格好の震災復興事業となるほか、縮小する原子力への代替電源となるだけでなく、温暖化対策に加えて、高騰や価格乱高下が予想される石油や石炭によるエネルギーリスクを縮小してゆくことができる。

表3.2:今後の中長期的な電源構成の目標(まとめ)
      2010 年(推計)    2020 年     備 考
省エネ・節電    ?      20%   電力量を1 兆kWh から8000 億kWh 台へ
自然エネルギー 10%      30%   2020 年の電力量に対して37%
原子力      25%      10%   同上13%
天然ガス     25%      25%   同上32%
石炭・石油    40%      15%   同上18%

図3.6:今後の中長期的な電源構成の目標

図をクリックして拡大してご覧下さい

化学物質過敏症 runのブログ-zu3,6

・4 おわりに
2011 年3 月11 日は、日本にとって、明治維新、太平洋戦争敗戦に次ぐ、歴史的な「第3のリセット」の日となる。もはや過去の体制には戻れないし、戻ってはならない。震災による数多くの犠牲はもとより、福島原発事故という「人災」が私たちに与えたとてつもない恐怖や今後長い年月にわたって向き合わなければならない放射能汚染という厄災を捨て石にしてはならない。
3.11 後のエネルギー政策・原子力政策は、人心を一新した上で、日本国民が未来に希望を持つことができる
ものを築きあげてゆかなければならない。

このペーパーは、その第1弾として皆さんに問いかけるものである。
以上


runより:結局火力も原子炉も長く使えないんですよ。資源が無いから。

大国と取り合いになっても勝てる見込みも無い。

自然エネルギーへの移行は早いほど良いと思います。