睡眠時無呼吸症候群 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・wikipediaより
睡眠時無呼吸症候群(すいみんじむこきゅうしょうこうぐん、sleep apnea syndrome;SAS)とは、睡眠時に呼吸停止または低呼吸になる病気である。
病気の定義(概念) [編集]「無呼吸・低呼吸指数」(apnea hypopnea index;AHI)が5以上かつ日中の過眠などの症候を伴うときを睡眠時無呼吸症候群とする定義が多い(米国睡眠医学会の提唱する基準より)。

ここでは

無呼吸
口、鼻の気流が10秒以上停止すること。
低呼吸
10秒以上換気量が50%以上低下すること。
無呼吸・低呼吸指数
1時間あたりの無呼吸と低呼吸を合わせたもの。
を指す。

なお、この定義には当てはまらないものの低呼吸状態を繰り返して不眠を訴える場合があり、その場合も睡眠時無呼吸症候群と同様、患者のいびきや歯ぎしりがひどい場合が多いため「いびき・歯ぎしり不眠症」と呼ばれる。

分類 [編集]睡眠時無呼吸症候群は、次の3種類がある。

閉塞性睡眠時無呼吸症候群(OSAS, Obstructive SAS)
上気道の閉塞によるもので呼吸運動はある。肥満者は非肥満者の三倍以上のリスクがあるとされる[1]。

また、顎が小さい骨格であるほど発症のリスクも高い(下記の補足を参照)。
中枢性睡眠時無呼吸症候群
呼吸中枢の障害により呼吸運動が消失するもの。
混合性睡眠時無呼吸症候群
閉塞型と中枢型の混合したもの。
ほとんどは閉塞型で中枢型は少ない。

原因 [編集]閉塞性睡眠時無呼吸症候群
睡眠中の筋弛緩により舌根部や軟口蓋が下がり気道を閉塞することが主な原因である。
中枢性睡眠時無呼吸症候群
脳血管障害・重症心不全などによる呼吸中枢の障害で呼吸運動が消失するのが原因である。
症状 [編集]就寝中の意識覚醒の短い反復、およびそれによる脳の不眠
昼間の耐えがたい眠気
抑うつ
頻回の中途覚醒
集中力の低下
(家族などが気づく)睡眠時の呼吸の停止
(家族などが気づく)大きな鼾(いびき)など
(家族などが気づく)夜間頻尿(2型糖尿病になりやすくなる)
起床時の頭痛
インポテンツ(女性の場合は月経不順)
のどが渇く
こむら返り
糖尿病性昏睡
家族などの同居者がいない場合、この病気の発見は非常に遅れる。

特に自覚症状が弱い場合は誰にも発見されないため、その状態が徐々に悪化して深刻な問題を起こしてしまう。

よくある深刻な問題の例は、自動車の運転中に強い眠気が発生し運転操作を誤って人身事故になることである。

そしてこういう事故をきっかけにこの症状を知るというケースが目立つ。

この病気が一般社会に知られるようになったのも、患者が起こした事故の報道によるものであった。

また、同居者がいてもこの病気に関する情報を持っていなければ、単に「いびきをかきやすい性質」としか認識されず、治療開始が遅れることもありえる。

睡眠時無呼吸症候群に特有のいびきは、普通の「すーすー」「ぐーぐー」「くーくー」といった、音の長いものではなく、「・・・・・・(しばらく無音の後)ぐばあっ!」という衝撃の伴うような特徴を持っている。水中に長く潜っておき、急浮上して息を吸い込む時の音色に近い。

どちらもその直前まで呼吸をしていないことが共通している。

検査 [編集] 睡眠ポリソムノグラフィ検査 [編集]睡眠ポリソムノグラフィ検査は、睡眠ポリグラフ(PSG)検査とも呼ばれる。入院して下記のようなデータ収集を行なうものである。

携帯型の簡便な装置(アプノモニター)で在宅検査を行なう場合もある。

脳波、眼電図、頤筋筋電図による睡眠ステージ
口・鼻の気流、胸・腹部の動きによる呼吸パターン
パルスオキシメーターによる経皮的動脈血酸素飽和度(SpO2)
治療 [編集] 閉塞性睡眠時無呼吸症候群 [編集] 減量療法 [編集]患者が肥満者の場合、減量により上気道周辺の脂肪の重さによる狭窄を改善する。

持続陽圧呼吸療法 [編集]nasal CPAP(nasal continuous positive airway pressure ; 鼻シーパップ、ネーザルシーパップ)装置よりチューブを経由して鼻につけたマスクに加圧された空気(陽圧の空気)を送り、その空気が舌根の周囲の軟部組織を拡張することで吸気時の気道狭窄を防ぐ方法。


CPAP装置の例1CPAP装置には大きく分けて2タイプあり、ひとつは固定CPAPと呼ばれ、もうひとつはオートCPAPと呼ばれる。

いずれも日本国内では保険診療として認められており、1ヶ月当たり5,000円弱で利用することができる。

一般的には保険診療扱いで「装置をレンタルして使う」ようなスタイルのため、症状の有無に関わらず1ヶ月に最低1回は担当医師の診察が必要であるが、通院が困難な場合などはCPAP装置を購入するという選択肢もある。

固定CPAPは、患者があらかじめ検査入院するか計測器を自宅で取り付けて適切な圧力を測定し、それを医師が装置に設定し、患者が使うものである。

設定値が高い場合、患者の入眠が妨げられることもあるため、始動時からある程度の時間は弱い圧力で作動し、徐々に設定した圧力に変わるようになっているものがある。

オートCPAPは設定を必要とせず、患者の状態に合わせてリアルタイムで圧力が変化するようになっている。

また、オートCPAPにはデータを記録するための機能を持っており、そのデータを医師が回収して分析することも可能である。