サイトメガロウイルス | 化学物質過敏症 runのブログ

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・wikipediaより
サイトメガロウイルス(Cytomegalovirus:CMV)は、ヘルペスウイルス科ベータヘルペスウイルス亜科に属するウイルスのひとつである。

学名は、HHV-5(human herpesvirus 5)。
特徴 [編集]
サイトメガロウイルスが感染した細胞の光顕像。特徴的な核内封入体(中央)が見られる。DNAウイルスのヘルペスウイルス科に属し、ゲノムの大きさは、大型のDNAウイルスであるヘルペスウイルスの中でも最大級である。

感染した細胞の核内で増殖するとき、光学顕微鏡下で観察可能な「フクロウの目 ("owl eye") 」様の特徴的な核内封入体を形成する。

疫学 [編集]日本では、成人期での抗体保有率は高く、多くの人が幼児期に不顕性感染していると言われている。

臨床像 [編集]サイトメガロウイルスは、初期感染と再賦活することで生じる日和見感染として生じる。胎内感染では新生児に先天性の感染症を生じる。輸血の際、白血球内に感染したサイトメガロウイルスが感染し、2~4週間後に発熱、まれに肝炎を発症することもある。

先天性サイトメガロウイルス感染症
妊婦が妊娠初期にサイトメガロウイルスに初感染すると、胎児に移行感染し、小頭症や頭蓋内石灰化等をきたすことが多い。先天性巨細胞封入体症とも呼ばれる。TORCH症候群の1つ。
サイトメガロウイルス網膜炎
網膜出血等を生じる。
サイトメガロウイルス肺炎
化学療法後や後天性免疫不全症候群などの免疫力低下している状態に引き起こる。
サイトメガロウイルス髄膜炎
化学療法後や後天性免疫不全症候群などの免疫力低下している状態に引き起こる。
サイトメガロウイルス腸炎
潰瘍性大腸炎等のステロイド治療中に引き起こる。
検査 [編集]検査法は主に以下が用いられる。

抗体検査
CMV-IgG:既感染者で陽性を示す  日本では成人の90%以上が陽性
CMV-IgM:初期感染・再賦活時に上昇を示す
抗原検査
C7-HRP:
CMVのpp65抗原をペルオキシダーゼ標識ヒトモノクローナル抗体で染色し、鏡検下に細胞質が栓塞された好中球数を検索し評価していく 陽性細胞数/好中球10万個
ウイルス検査
CMV-DNA:PCR法にてウイルス量を直接測定する 
治療 [編集]基本的に、初期感染時と再賦活時による感染活動期に治療適応となる。抗ウイルス薬としては以下が用いられる。

ガンシクロビル Ganciclovir(Denosine デノシン®)
点滴製剤
バルガンシクロビル Valganciclovir(Valixa バリキサ®)
経口内服製剤
ホスカルネット Foscarnet(Foscavir ホスカビル®)
点滴製剤 適応はサイトメガロウイルス網膜炎のみ
シドフォビル Cidofovir(Vistide ビスタイド®)
耐性ウイルスの場合に施行 現在日本では未承認