3)室内化学物質の濃度指針値など注)室内濃度指針値:厚生労働省の室内空気中化学物質の室内濃度指針値
化学物質名 室内濃度指針* 人体への影響例 参 考 通 知
ホルムアルデヒド 100μg/m3(0.08ppm)不快感、流涙、目・鼻への刺激等
トルエン 260μg/m3(0.07ppm)頭痛、脱力感等
キシレン 870μg/m3(0.20ppm)頭痛、疲労感等 「室内空気中化学物質の
パラジクロロベンゼン240μg/m3(0.04ppm)目・鼻の痛み等 室内濃度指針及び総
エチルベンゼン 3800μg/m3(0.88ppm)喉・目への刺激等 揮発性有機化合物の室内
スチレン 220μg/m3(0.05ppm)眠気、脱力感等 濃度暫定目標等につ
クロルピリホス 1μg/m3(0.07ppb) 頭痛、めまい、吐き気等 いて(依頼)」(平成13年
クロルピリホス小児の場合0.1μg/m3(0.007ppb) 1月29日付け12国ス学健第1号)
フタル酸ジ-n-ブチル220μg/m3(0.02ppm)喉・目への刺激等 _______________
テトラデカン 330μg/m3(0.04ppm)高濃度で麻酔作用等 「室内空気中化学物質の室内
フタル酸ジ-2 120μg/m3(7.6ppb)**長期接触で皮膚炎等 濃度指針及び標準的測定方法
-エチルヘキシル 等について(依頼)」(平成13年8月
ダイアジノン 0.29μg/m3(0.02ppb)頭痛、めまい、吐き気等 30日付け13国ス学健第1号)
アセトアルデヒド***48μg/m3(0.03ppm) 目・鼻・喉への刺激等 「室内空気中化学物質の室内 フェノブカルブ 33μg/m3(3.8ppb) 頭痛、めまい、吐き気等 及び標準的測定方法等について 総揮発性有機化合物 400μg/m3 平成14年4月10日付け14国ス学健第4号
(TVOC)〈暫定目標値〉 (平成13年1月29日付け12国ス学健第1号)_____________________________________________________________________________________
3 注)室内濃度指針値:厚生労働省の室内空気中化学物質の室内濃度指針値
・3)室内化学物質の濃度指針値など
両単位の換算は、25℃の場合による。
フタル酸ジ-2-エチルヘキシルの蒸気圧については1.3×10-5Pa(25℃)~8.6×10-4Pa(20℃)など多数の文献値があり、これらの換算濃度はそれぞれ0.12~8.5ppb相当である。
アセトアルデヒドについては、最近、WHOの定めた指針が誤っていたとの情報があり、それによると0.03ppmではなく、0.17ppmであったとされています。
厚生労働省が定めた指針値0.03ppmは、WHOとは別に定められたものであり、直ちに訂正が必要なものではありませんが、指針値が策定されてから一定期間経過し、この間に様々な知見が蓄積されたことを踏まえ、厚生労働省においてアセトアルデヒドの指針値の再検討に着手したところです。