健康的な学習環境を確保するために | 化学物質過敏症 runのブログ

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・健康的な学習環境を確保するために
http://www.mext.go.jp/a_menu/shisetu/shuppan/06062908/001.pdf
有害な化学物質の室内濃度低減に向けて
平成18年6月
文部科学省
は じ め に
 このパンフレットは、児童生徒の健康に影響を及ぼす可能性のある化学物質による室内空気汚染に関する対策のうち、主として施設面における室内空気中化学物質濃度の低減のための方策を、これまでの住宅などを中心として検討されてきた対策などを参考にして、とりまとめたものです。

学校施設で、特に留意していただきたい主なポイントを要約しています。
 学校施設の整備に当たっては、学校施設整備指針とともにこのパンフレット
を参考にされ、良好な学習環境が確保されるよう努めて頂きたいと思います。
 なお、対応に当たっては、発生源が多様であり、また、個人差があり症状も多様なことから、学校関係者がこの問題についての認識・理解を深めるとともに、「学校環境衛生の基準」などにも留意して総合的に取り組むことが望まれます。
目   次
1.室内における空気中化学物質の状況について
2.室内を汚染する化学物質について
1)室内を汚染する主な化学物質
2)主な化学物質の発生源など
3)室内化学物質の濃度指針値など
3.施設における主な留意点について
1)建物整備時における留意点
(1)設計時の留意点
(2)換気設備設計時の留意点
(3)工事発注時の留意点
(4)施工監理時の留意点
(5)しゅん功建物引き渡し時の留意点
(6)学校用家具の導入時の留意点
2)日常時における留意点

1)室内における空気中化学物質の状況について
 快適性の向上や省エネルギーの推進などを図るため、建物の高断熱・高気密化が進んでいます。

一方で室内の換気が十分に行われていないことなどにより、建材などから放散される化学物質の室内濃度が高くなり、こうした化学物質などによる健康への影響(「シックハウス症候群」と呼ばれています)が問題となっています。

シックハウス症候群とは
新築やリフォームした住宅に入居した人の、目がチカチカする、喉が痛い、めまいや吐き気、頭痛がする、などの「シックハウス症候群」が問題になっています。

その原因の一部は、建材や家具、日用品などから発散するホルムアルデヒドやVOC(トルエンやキシレンなど)などの揮発性の有機化合物と考えられています。

「シックハウス症候群」についてはまだ解明されていない部分もありますが、化学物質の濃度の高い空間に長期間暮らしていると健康に有害な影響がでるおそれがあります。