・日本アレルギー学会よりミニシンポジウム12
気管支喘息―治療1
座長:三浦一樹1), 市丸智浩2), 長瀬洋之3)(秋田赤十字病院呼吸器科1), 佐賀県立病院好生館小児科2), 帝京大学医学部呼吸器・アレルギー学3))
MS12-#2.群馬県における喘息児およびその家族のQOLに関する第3次大規模アンケート調査結果
徳山研一 荒川浩一 乾 宏行 河野美幸 小山晴美 佐藤 哲 重田 誠 重田政樹 高見 暁 戸所 誠 中嶋直樹 西村秀子 萩原里実 前田昇三 村松礼子 水野隆久 望月博之 森川昭廣
群馬LTカンファレンス小児気管支喘息実態調査委員会
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【目的】我々は2001年と2005年に,群馬県内の喘息児を対象にアンケート調査を行った.
その結果,2005年で治療法は大きく変化していたが,患児と保護者のQOLの維持は2001年と比べて大差なかった.
そこで今回同様の方法で,再度調査した.
【方法】小児喘息外来を開設する57施設に通院中の喘息児609名の保護者を対象に,現在までの病歴と調査前2週間の発作・服薬状況を2008年10月から12月の間にアンケート調査した.
併せて主治医が患児の喘息発作型と処方薬を記載した.
【結果】時間外の救急外来受診歴,入院歴などは前2回の調査に比べ著減し,患児のQOLは改善していることが示唆された.
一方,保護者のQOLについては,前2回の調査に比べ大きな変化はなかった.薬物使用状況では,2005年に比べ,吸入ステロイドや抗ロイコトリエン薬などの抗炎症薬の処方が更に増加していた.
【考察】保護者を含めた,喘息患児家族のQOLの更なる向上が必要と考えられた.
第59回日本アレルギー学会秋季学術大会 2009年10月開催
runより:wikipediaより
「クオリティ・オブ・ライフ(Quality of Life,略語:QOL)とは、一般に、ひとりひとりの人生の内容の質や社会的にみた生活の質のことを指し、つまりある人がどれだけ人間らしい生活や自分らしい生活を送り、人生に幸福を見出しているか、ということを尺度としてとらえる概念である。QOLの「幸福」とは、身心の健康、良好な人間関係、やりがいのある仕事、快適な住環境、十分な教育、レクリエーション活動、レジャーなど様々な観点から計られる。」
つまり病気に対して適した生活習慣をしているか?と言えます。