プロポリスのアレルギー性鼻炎抑制効果についての検討 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・日本アレルギー学会より

ミニシンポジウム7
アレルギー性鼻炎―病態生理と治療2
座長:白崎英明1), 春名眞一2), 宇佐神篤3)(札幌医科大学耳鼻咽喉科1), 獨協医科大学耳鼻咽喉・頭頸部外科学2), 東海花粉症研究所3))

MS7-6.プロポリスのアレルギー性鼻炎抑制効果についての検討

矢野春奈 香川陽人 伊澤可奈 亀井千晃
岡山大学大学院医歯薬学総合研究科薬効解析


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【目的】ミツバチが生産するプロポリスは,抗菌作用,抗炎症作用など種々の薬理作用が知られているが,アレルギー性鼻炎に対する効果を検討した報告は見当たらない.

そこで今回,マウスのアレルギー性鼻炎モデルを用いて,プロポリスの効果を検討した.

【方法】アレルギー性鼻炎モデルは,マウスに卵白アルブミンあるいはヒスタミンを点鼻投与することにより作製し,誘発された鼻炎症状に対するプロポリス経口投与の効果を検討した.

鼻炎症状は,くしゃみ反応および鼻掻き行動の回数を指標とした.また,鼻炎症状の測定翌日に血液を採取し,血清総IgE量を測定した.

さらに,抗原により誘発される,ラット腹腔マスト細胞からのヒスタミン遊離に対するプロポリスの効果を検討した.

【結果】プロポリスは連続投与することにより,卵白アルブミン誘発鼻炎症状を有意に抑制したが,ヒスタミン誘発鼻炎症状に対しては抑制作用を示さなかった.

また,血清総IgE量に対して,プロポリスは有意な効果を示さなかった.

一方,ラット腹腔マスト細胞からのヒスタミン遊離に対して,プロポリスは濃度依存的かつ有意な抑制効果を示した.

【考察】プロポリスは,マスト細胞からのヒスタミン遊離抑制作用を介して,アレルギー性鼻炎症状を抑制することが明らかとなった.

第59回日本アレルギー学会秋季学術大会 2009年10月開催


runより:結果としては有効だが即効性ではない、と言えます。

摂取を続けてると効果が出やすい、と言えます。