・宇都宮市議会議員 西房美 公式サイト - ブログ
2010/10/19
電磁波問題を考える市民と議員のネットワーク
私が酷い不整脈により心臓ペースメーカーを埋め込んで以降、時折不思議な痛みに襲われるようになりました。
それは胸がチクチクとするような痛みです。
最初はペースメーカーと痛みが関係するのかと思って医師に相談したり、病院で検査しても原因不明、でも確実に不定期に痛みが襲ってくるのです。
あるとき痛みの激しい最中に目に入ったのは近くにあった「携帯電話基地局(電波塔)」でした。
その後しばらく痛みと携帯電話基地局の関係を注意深く観察していたらほぼ合致することがわかりました。
近くで携帯電話のメール送信をされると痛みが出ることもわかりました。
そんな不安な状況の中、都内で開催された「市民と議員の条例づくり交流会議」でパネラーとして登壇された北海道の方に出会い「電磁波過敏症」という病気を初めて知りました。
その方は重度の「電磁波過敏症」で、特に都会に出るのは命がけであるけれど、一人でも多くの方にこうやって苦しんでいる人が居ることを知って欲しい、電磁波の危険性に気付いて欲しいと、講演などの活動をおこなっているそうです。
私自身も色々と調べてみると「電磁波過敏症」と呼ばれる症状のようでした。
自分の事は自分で守るしかありません。
私の痛みは携帯電話基地局や携帯メールだけが原因ではないようでしたので、ガウスメーター(電磁波測定器)を手に入れ、電磁波と痛みの関係の観察を続けていると不思議なくらいに合致しました。
海外では「電磁波過敏症」は正式に認められた病気で保険も適用できる国もあるようですが、残念ながら日本では「電磁波過敏症」という病気は正式に認められた病気ではなく、保険も適用されません。
勿論、それを分かる医師も日本国内に数名だけで、調べた限り栃木県には皆無でした。
心臓ペースメーカー自体に電磁波は良くないことは当然なのですが、電磁波過敏症はまた別の病気のようです。
正式なデータではないようですが、化学物質過敏症の方は電磁波過敏症の症状が出やすいという報告もあります。
今では病気として認められた「化学物質過敏症」も、最初の頃は「本人の思い込み」だとか「勘違い」「考えすぎ」などと相手にされなかったものです。
今後益々「電磁波過敏症」患者は増加し、大きな社会問題となることでしょう。
苦しむ方を少しでも増やさないよう、今から何らかの対策を進めなくてはなりません。
私自身もそうですが、その後様々な出会いの中で栃木県内にも沢山の「電磁波過敏症」で苦しんでいる方がいらっしゃる事を知り、どうにかしなくては!という思いを強くしています。
runより:電磁波過敏症を診断できる医師はかなり少ないです。
診断書を書ける医師となるともっと少なくなります。
北里研究所病院では診断書が出るようですが、他に単体で診断書を書ける病院は分かりません。
うさんくさ~い病院もあるので要注意です。