花粉症3 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・鑑別症状
感冒

花粉症は、水のようなサラサラした鼻水と目のかゆみが特徴的であり、感染症である鼻風邪との鑑別点になる。
鼻風邪であれば、一般的には目のかゆみはなく、数日のうちに鼻水は粘性の高いものになり、さらに黄色や緑など色のついたものとなる。
また、屋外のほうが花粉が多いため、おのずと症状も強くなるという点も風邪との違いである。

他のアレルギー

非常に似通った症状ではあるが、屋内のほうが症状が強い場合、ほこりなどのハウスダスト等によるアレルギー性鼻炎を疑ったほうがよい(一般に「アレルギー性鼻炎」と言った場合、こうしたハウスダスト等による通年のアレルギー性鼻炎のことを指すことが多い)。
外部リンク:[http://glaxosmithkline.co.jp/page.jsp?id=2945 アレルギー性鼻炎の分類と判断基準]も参照のこと。

スギ花粉飛散の前から症状を呈する患者も多くいるが、実際にごく微量の花粉に反応している場合だけでなく、季節特有の乾燥や冷気によるものもあると考えられている。
患者は自己診断に頼らず、専門家の診断を受けることが望ましい。


その他の特徴
症状には個人差がある

患者により、くしゃみや鼻水がひどいタイプと、鼻詰まりがひどいタイプ、両方ともひどいタイプなどに分けられる。
症状の程度も個人により異なる。
そうした症状のタイプと重症度により、適した治療(薬剤)なども異なってくる。
目の症状の重症度などによっても治療法は異なる。
これらの重症度などはくしゃみの頻度などを花粉症日記に記録してスコア化することによって調べることができる。
同じ花粉飛散量であっても症状の程度が異なるほか、どの程度の花粉で症状が出るかの敏感さも個人によって異なる。

花粉飛散量と症状は相関しない

花粉飛散量が2倍になったからといって、症状も2倍ひどくなるわけではない。
簡単には、飛散量が1桁上がると症状は1段階ひどくなると思って大きな間違いではない。
多量の花粉に曝露されると症状も悪化するが、少量であっても連続すると重症化していくのも特徴である。
また、いったん最重症化すると、少々の花粉量の変化では症状は変化しなくなる傾向があり、花粉飛散期が終了しても、症状はなかなか改善しない。