週間実話2010年11月11号より
パニック障害は家族のサポートと気持ちの余裕が特効薬。
通勤途中などで、突然死ぬかと思う強烈な不安。
激しい動悸、息切れ、めまいに襲われる。
以来、今度いつ発作に見舞われるのか、不安から1人になるのが怖くてならない。
そんな症状に悩む人が今、増えている。
「歌ってる間になったらどうしよう」
「倒れた所を撮られたらどうしよう」
「救急車で運ばれたらマスコミの餌食になる」
患者の1人、歌手アン・ルイスは苦しかった日々の思いをこう語っている。
歌うのが仕事のアン・ルイスにとって、発作は芸能生活の進退にも繋がる重大な問題だっただろう。
心の問題だけに、周囲に分かってもらえず、単なる怠け病だと誤解されることもあり、それがいっそう本人を苦しめる。
しかし、アン・ルイスは障害を克服し、新曲を発表するまで回復している。
元プロ野球選手でタレントの長島一茂氏も飛行機の中で脚を踏ん張り、不安を我慢している姿を目撃されたと語っている。