大型ディーゼル車の環境対策6 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・4.2.3 NOx・PM 同時低減システム
近年、フィルタに担持する触媒をNOx 吸蔵還元型とし、NOx、CO、HC 及びPM の同時低減をねらったディーゼルPM・NOx 同時低減システム(DPNR)といわれる方式が小型ディーゼル車向けに開発されている。

連続的にNOxとPM が除去できるが、大型ディーゼル車への実用化にあたってはエンジン側でのリッチスパイク制御や、耐久性等について課題が残されている。
これらの後処理装置ではいずれも排気温度が300℃程度となる走行条件が一定以上必要となるが、わが国の都市内における走行では大部分がこの温度まで達しないことから排気温度を昇温させるための何らかの対策が必要となる。

5.あとがき
大型ディーゼル車は物流の主役として、我が国の経済活動の中で重要な役割を担っている。効率、経済性、利便性の面から未だディーゼル機関を凌駕する移動用の動力源は存在していないことがその理由と考えられる。

本稿で示したように、現在NOx とPM 低減への努力が続けられており、近い将来には大幅な排気改善が達成され、今後も物流の主流として存在し続けるであろう。

runより:大気汚染の大きな要因のディーゼル車。

石原都知事が黒い粉をふりまいた記者会見を思い出しました。