低周波音問題の現状とその実際例2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・対策については、可聴音域の聞こえる音については一般の騒音対策とほぼ同じです。

ただし、20ヘルツ以下で聞き取りにくいとか、聞きにくいとか、そういうようなところでは普通の騒音の対策と同じようなことでやりますとなかなかうまくいかないということで、剛性則注2)という、そういうようなもので対策が可能です。

それから、低い周波数成分ですと、最近少しずつ実用化されてきましたアクティブノイズコントロール注3)という技術もうまく利用していくことです。
低周波音の物理としては、音の三要素、音の強さ・高さ・音色というものがありまして、その現象をうまくとらえて対策をしていくということです。
単位ではデシベルを使っていくということになります。
発生源の種類と周波数ですが、種類は、低いほうから、低周波音、騒音、超音波の領域ということになります。低いほうですと、圧縮機、送風機、ディーゼルエンジンなど、物によっては、20ヘルツ以下のいわゆる超低周波音と言われている領域の音が発生する場合があります。
よく間違えることがあるのですが、超低周波音は聞こえないと言われていますが、実際は音圧が大きいと20ヘルツでも聞こえるわけです。

特にダイナマイト、これは建設現場などでダイナマイトをかけるわけですけれども、薬量が3,000キログラムとかそういうようなもので、1回で爆発させるわけです。

そういうようなものは非常に音圧レベルが高く、周波数が非常に低い。

それはやはり聞こえるわけです。

ですが、一般の我々が住んでいるようなところではそういうものはほとんど存在しないわけです。

そうするとやはり、20~100ヘルツの可聴音、低い周波数の可聴音域のものが多いということに一応はなるわけです。
音波ですので、波長というのがかかわってくるわけですが、周波数が低くなると波長が長くなります。例えば、2ヘルツですと、温度が15℃のときは1波長が170メートルあるわけです。

1波長で170メートル行ってしまうということですから、周波数が2ヘルツだったら、2波長もかからないで300メートルまで行ってしまうというようなことになるわけです。
周波数が高くなると波長も非常に短くなって、1,000ヘルツですと34センチと、私たちが使っている物差しぐらいの長さだということになるわけです。音波というのは長さを持っているということで非常に重要です。