パニック障害 wikipediaより2 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・予期不安 [編集]
患者は、パニック発作に強烈な恐怖を感じる。

このため、発作が発生した場面を恐れ、また発作が起きるのではないかと、不安を募らせていく。

これを「予期不安」という。

そして、患者は神経質となりパニック発作が繰り返し生じるようになっていく。

広場恐怖 [編集]
パニック発作の反復とともに、患者は発作が起きた場合にその場から逃れられないと妄想するようになる。

さらに不安が強まると、患者は家にこもりがちになったり、一人で外出できなくなることもある。

このような症状を「広場恐怖(アゴラフォビア)」という。

広場恐怖の進展とともに、患者の生活の障害は強まり、社会的役割を果たせなくなっていく。

そして、この社会的機能障害やそれに伴う周囲との葛藤が、患者のストレスとなり、症状の慢性化を推進する。

二次的うつ [編集]
予期不安や広場恐怖により社会的に隔絶された状態が続くと、そのストレスや自信喪失などによってうつ状態となることもある。

元来うつの症状が見られなかった患者でも、繰り返し起こるパニック発作によって不安が慢性化していくことでうつ状態を併発し、実際にうつ病と診断されるケースも多く報告されている。

原因 [編集]
原因についてはまだ完全に解明されていないが、脳内不安神経機構の異常によって起きるものだと考えられている。

ヒトの脳には無数の神経細胞(ニューロン)があり、その間を情報が伝わることで、運動、知覚、感情、自律神経などの働きが起きる。

パニック発作や予期不安、恐怖などもこの脳の機能のあらわれで、そこに何らかの誤作動が生じるために起こっていると考えられている。

神経細胞間の情報を伝える化学物質(神経伝達物質)や、それを受けとめる受容体(レセプター)の機能の異常が関係しているのではないか、という研究が進められている。

ノルアドレナリン仮説
脳の青斑核という部分では、ノルアドレナリンという神経伝達物質を分泌し、危険が迫った時に警報を発動する神経が作動するようになっている。

パニック障害の場合、このノルアドレナリンの過剰分泌、あるいはレセプターの過敏反応が起きているのではないかと考えられている。
セロトニン仮説
ノルアドレナリンにより引き起こされる不安感がいきすぎないように抑える働きのあるセロトニンという神経伝達物質が不足したり、またはレセプターが鈍くなっているためではないか、という説。

また、セロトニンの過剰によるという説もある。
ギャバ・ベンゾジアゼピン仮説
不安を抑える働きのある神経伝達物質のギャバのレセプターや、連結しているベンゾジアゼピン・レセプターの感受性に問題があるのではないかという説。