・・Ⅴ. 使用可能な医薬品、不可能な医薬品
使用可能な医薬品を記した人は回答者の54.3%(145人)で、その医薬品数は261種類に及んだ。
使用不可能な医薬品を記した人は回答者の49.1%(131人)で、その医薬品数は162種類であった。
これらの医薬品の成分の内、3人以上が使用不可能として挙げた45成分について、使用不可能とした人数と過敏症発症前の健康状態との関係を解析したところ、これらの医薬品を使用できないとした人は、過敏症発症前にアレルギー症状があったとする者が多く、特にアスピリン、リドカイン、カフェイン、マレイン酸クロルフェニラミン、エタノール、リボフラビン、カンゾウ(漢方成分)などで顕著であった。・・(表 3 参照)
4.医薬品使用経験者(「使用経験が無いので不明」とした回答者以外)の割合は回答者の属性により差異はあまり無かったが、使用不可能な医薬品を記した者の割合は、発症前の健康状態での「アレルギー群」、発症経緯での「医薬品使用群」と「殺虫剤散布群」で高かった。(図8参照)
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表3 使用不可能/ 図8 使用可能/不可能薬品の記入者
可能医薬品成分 割合と発症前の健康状態及び発症経緯
(使用不可能とする人数
の多かった医薬品成分抜粋)