・公聴会 配布資料
意見対象(1)職場における受動喫煙の現状とそれを踏まえた対策の必要性について【意見】受動喫煙被害の実態について、私がこれまで受けてきた相談をもとに発表いたします。
長年の受動喫煙によって、喉頭がん・肺がん・狭心症(虚血性心疾患)・心房細動(不整脈)といった生死に直結する重大な慢性疾患を発症したという相談もあります(PPT5 参照) 。
件数としては重大な慢性疾患以上に、次のような疾患や症状の相談が圧倒的に多い状況です。
気管支喘息・せき喘息の発症。また、急性症状として、喉の痛み、咳が止まらない、吐き気、頭痛、胸痛、動悸、めまい、化学物質過敏症(意識を失い、卒倒する例もしばしばある。)
などの相談が非常に多いです。また、受動喫煙によるストレスと職場との交渉ストレスの継続により、うつ病を発症する例もしばしば見受けられます(下記相談例③、PPT4 ほか。)。
裁判にまで至るのは、受動喫煙被害を言っただけで解雇されたような顕著なケースなどです(下記相談例③、PPT7)。
もっとも、裁判にまで至るのは全体から言えば、氷山の一角です。
裁判外で職場と交渉しているケースの方が大多数です(下記相談例①②④⑤ほか多数)。
また、症状悪化に耐えきれず退職してしまうケース(下記相談例①ほか多数)や、転職の困難さから苦しみに耐え続けたり(下記相談例②)、泣き寝入りしたりしてしまうケースも多数あります。
受動喫煙に苦しんでいる人々が多数おり、悲惨な状況があります。大抵の場合、労働者は職場を選ぶことができません。
意に反しても、そこで長時間働かなければなりません。