PCBの人体汚染測定結果を考える2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・●化学物質汚染を減らすためにはどうしたらいいの?
 では、そのような汚染状況を把握した上で、どうやって化学物質汚染を回避・削減すればよいのでしょう? 深田助教授からは、まず、薬で体から追い出す方法が紹介されました。

次世代環境健康学プロジェクトの研究では、高コレステロール血症の薬は、腸肝循環を遮断する作用があるため、体内の化学物質を減らす効果があることがわかりました。研究では、コレスチミドを6カ月服用したところ、ダイオキシンが平均20%、PCBも平均20%減少したそうです。

しかし、このような薬は医師の処方が必要なため、一般には使用することができません。
 では、私達は日常でどうすればいいのでしょう?
 その答えは、日常生活の改善や暴露経路の把握で暴露を減らすことです。

PCBなどの環境化学物質の暴露は、食品経由がほとんどです。

暴露をさけるには、汚染の少ない地域産の食品や汚染の少ない種類の食品を選ぶこと、油分の高いものを控えること、同じ食材を食べ続けないことなどによって危険を分散することができます。

煮たり、焼いたりなどひと手間加えることでもかなり化学物質を減らすことができます。

また、体内から化学物質を排出するためには、葉緑素を摂ることが効果的だとわかっているそうです。

世界的に有名な環境健康科学ジャーナルであるEHP(Environmental Health Perspective)には、ラットに葉緑素を与えると、体内に取り込まれるダイオキシンの量が減って、糞から排出されるダイオキシンが増えるという報告が出されました。