塩田永さん一家の闘い | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・「出典」
VOC-電磁波対策研究会 VOC-EMF Measures Research Association
http://homepage3.nifty.com/vocemf/
http://homepage3.nifty.com/vocemf/link1.1.html


基地局稼働後、体調が悪化 

ドコモ基地局は26日から稼働を開始し、塩田さん一家にも症状が出始めています。

実杜ちゃんは空咳が出るようになり、三枝子さんは体が重く、胸の痛みがあります。

永さんは、寝込んでいます。

塩田さんたちは、安全な食材を使って天然酵母パンを焼き、営業してきましたが(詳細はhttp://noraya.net/ )、ドコモ問題の対応に追われて、先月からほとんど仕事ができずにいます。さらに、体調不良が追い打ちをかけている状態です。

ーーー ーー塩田さんからのメッセージ-----------------------

皆様へ

NTTドコモのF氏は、私たちの要請に対して「(塩田家に)電波は届かない」と説明会で断言してきました。

ただし、「個人には文書は出せない」と言われ、文書での確認を頂くことはできませんでした。

5月中旬、複数の地域住民からも同様に「電波は届かない」という話を聞いています。他にも同じ話を聞かれた方がいると思います。

7月26日から基地局の稼働が始まりましたが、7月30日午前11時、友人が所持するドコモのケータイは、「圏内」になっていました。私たちは、「圏外パン屋」ということで経営しています。

経営上重大な問題です。

また、基地局に一番近い所に住む女性(60代)は乳がんです。今までご自分で健康管理の努力をし、本人が言わなければわからないほど明るく元気そうに見えます。

ところが、電波が出始めると、今まで収まっていた胸の痛みがおき、今までになかった肩の痛みで手があがらないほどになってしまいました。

「ドコモの説明会では『安全性は確立された』と聞いていて、電磁波過敏症の人だけの問題だと思っていたけれど、本当に体に悪いと実感した。

今すぐ、電波を止めてほしい」と切実です。

すぐに電波を止めるよう、ドコモへの電話をよろしくお願いします。

乳がんの女性も多くの方からの電話をお願いしますと言っておられます。

NTTドコモ本社

無線アクセスネットワーク 03-5156-1111

     〃       03-3761-1236

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

これまでの経緯

長野県に住む塩田永さん一家は、1999年に、自宅から約250mのところにNTTドコモの基地局が建ってから、一家4人全員に、目の奥の痛み、吐き気、めまい、かゆみなどの症状が現れました。

また,植物にも異変が現れるようになりました。

電磁波の少ない場所を探して2004年に転居すると症状は大きく改善しましたが、2010年5月、移転先にもドコモ基地局の建設計画が浮上しました。

塩田永さんと、娘の実杜ちゃんは、自宅から500mをケータイ圏外にすることを求める署名を集め、7月5日にNTTドコモ本社を訪れて提出しました。

永さんの要請署名には約1540筆、実杜ちゃんの要請署名には1週間で約817筆の署名が集まりました。

電磁波過敏症であることや、すでに一度、転居を余儀なくされていることなどを伝え、圏外をお願いしましたが、8日後の7月13日に設置されてしまいました。