配電線5 | 化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 runのブログ

化学物質過敏症 電磁波過敏症 シックスクール問題を中心としたブログです

・一時的な変化
磁界は電流から発生し、電力需要は時間によって変化するため、磁界は時間によって変化する。

磁界は通常、接地電流に依存するので、その関係は正確ではなく、負荷に規則通り比例しない可能性がある。いずれにしろ磁界は、日ごと、週ごと、年ごとの変化があることを示している。

英国内の家庭内の磁界は、日中平均に対して2 倍程度の上下、年間平均に対して25%程度の上下がある。
同じ住居での利用可能な直接測定データは、最大で約5 年分しかない。

Dovan 等(Dovan、Kaune およびSavitz、1993)は、最初の測定から5 年後に、Savitz 等(1988)の小児がん研究における家庭を標本に測定を行い、2 つの期間のスポット測定の相関を0.7 と報告している。
より長期間における界の変化は、負荷、消費者数、回路の長さなどの変化を考慮し、モデルから予測する必要がある。Kaune 等(1998)はスウェーデンの100 以上の送電線の時間当たりの負荷の相関関係を調査した。

この相関関係は実質的には、時間が経つにつれ(約10 年後)低下するので、同時期の測定は、居住環境の界の遡及的推定に関しては信頼できるものではない。

1 人あたりの消費の尺度のみに着目した単純なモデルがある。Swanson(1996)は、電力システムおよび配線方法の変化にも着目した、より高度なモデルを開発した。但し、そのようなモデルでも容易に想定することができない変化があるので、結果は慎重に解釈する必要がある。

これらのモデルは全て、界の平均は時間と共に増加していることを示しており、例えば英国では1949 年から1989 年に4.2 倍に増加している。