結節性硬化症(プリングル病)5 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・6. この病気にはどのような治療法がありますか
それぞれの症状に対する対症療法がほとんどです。

たとえば、てんかんがある人に対しては、てんかんの治療が必要になってきます。

結節性硬化症のてんかんとそれ以外のてんかんとで、特に治療にちがいはありません。

主治医の先生の指示に従って、お薬を毎日きちんと飲むことが一番大切です.てんかんのお薬は何種類もあり、主治医の先生はそれぞれの方のてんかんによく効く薬を探すことを考えています。

時には1つの薬で、完全に止まってしまうこともありますし、何種類かの薬を数カ月かけて試みることもあります。

数年もかけて、いろいろ薬を試みても、てんかんが極めて直りにくく、脳の中の結節がてんかん発作の原因と確認された場合には、この部分を脳神経外科で切除することもあります。

腎臓の血管筋脂肪腫は出血の危険が高いときには、有る程度の大きさまでなら、腫瘍に行っている血管を詰めて腫瘍に栄養がいかないようにして、腫瘍を縮める方法がとられることがあります。

肺のLAMに対しては、ホルモン療法や、卵巣摘出あるいは、ひどくなれば、肺移植をする場合もあります。

顔の赤いボツボツ(血管線維腫)や爪の周りの腫瘍は、日常生活でじゃまになったり、美容的に気になる場合は、皮膚科で治療を受けることができます。

凍結凝固療法、ビタミンD3内服療法、レーザアブレージョンなどが有効な治療として知られています。

最近報告されてきている治療法として、ラパマイシンと呼ばれるお薬が使われることがあります。

結節性硬化症の腫瘍が出来やすくなるのをおさえるお薬で、外国で、脳腫瘍や、腎の腫瘍、肺の LAMに対して、研究的に試されてみました。