身のまわりの電磁界について4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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・Q.3:電磁界はどのようなものから発生しているのですか? その強さはどのくらいですか?
A.3:静電磁界は医療機器や鉄道などから、超低周波電磁界は家電製品や電力設備などから、中間周波電磁界はIH調理器や電子タグ、電子商品監視機器(EAS)などから、高周波電磁界は無線機器や放送局などから発生しています。
【解説】
○ 地磁気4
自然の地磁気(静磁界、0Hz)の強さは、地球上の地理的位置によって異なりますが、0.035~0.07mTです。
○ 医療機器4
磁気共鳴撮影装置(MRI)などの医療機器を使用する際に、患者及び機器を操作する医療従事者は0.2~3Tの静磁界にばく露される可能性があります。
○ 鉄道5
電気を動力源とする鉄道については、架線や車載機器などから、0Hz~数十kHzの静磁界、超低周波磁界及び中間周波磁界が生じています。その強さは、車両床面上では、静磁界で1mT程度、超低周波磁界(数Hz程度)で100μT程度もありえますが、その他の場所では、数10Hzの超低周波磁界で0.1μT程度、数100Hz~数kHzの中間周波磁界で0.01~0.1μT程度です。
○ 家電製品
各種の家電製品からは、電源に用いられる50Hzまたは60Hzの超低周波磁界の他、電磁誘導加熱式(IH)調理器など製品によっては数kHz~数十kHzの中間周波磁界が生じています。こ
4 世界保健機関(WHO)ファクトシートNo.299「電磁界と公衆衛生:静電界及び磁界」(2006年(平成18年))http://www.who.int/peh-emf/publications/facts/FS_299_StaticFields_Japanese.pdf より。
5 独立行政法人交通安全環境研究所 平成14年度研究発表「鉄道の磁界に対するEMCについて」http://www.ntsel.go.jp/ronbun/happyoukai/14files/EMC.pdf より。
これまでの調査によると、磁界の強さ(磁束密度)は、例えば電気毛布からは2.19μT(発生源から測定点までの距離が0cm)、電気カーペットからは10.4μT(同0cm)、ヘアドライヤーからは2.85μT(同10cm)、電気掃除機からは0.1~0.546μT(同30cm)程度です。