シックスクールの隠れた主犯かも・・・2 | 化学物質過敏症 runのブログ

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環境問題でPRTR(化学物質排出移動量届出制度)の説明をしましたが、

それを元にしたデータで検証してみます。


ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議より
http://www.kokumin-kaigi.org/kokumin01.html
http://www.kokumin-kaigi.org/newsletter/newsletter_59.pdf


・製剤出荷量の多い県でミツバチ被害?
 農薬要覧によれば、ネオニコチノイド系農薬の原体生産量としては、アセタミプリドが最も多く272.8トン(2007年)だが、その約6割は中国などに輸出されている。

そして原体を含む製剤として国内に出荷されている製剤生産量は、アセタミプリド製剤(約550トン)、イミダクロプリド製剤(約1100トン)、クロチアニジン製剤(約2900トン)、フィプロニル製剤※(約820トン)であり、クロチアニジン製剤は2002年に農薬登録された翌年はわずか1000トン余りだったが、5年間で約3倍も国内に出荷されるようになった。2003年に岩手県で、近隣の農家でカメムシ防除のためにダントツ(有効成分名:クロチアニジン)を農薬散布した直後にミツバチ被害が発生したといわれている。
 ネオニコ農薬の各地への出荷量とミツバチ大量死との関連は簡単には明らかにできないが、少なくとも、この岩手県の例や北海道では、クロチアニジン
の農薬散布との関連は濃厚とされている。

下表に示したように、2008年度のクロチアニジンの都道府県別の製剤出荷量で上位5位の県は、北海道、岩手県、宮城県、茨城県、千葉県であり、前頁の図に見られるように、いずれの県でもミツバチの大量消滅、あるいは、不足の事態を招いている。



都道府県別 製剤出荷量 2007年度 多い順5位まで
クロチアニジン     アセタミプリド        イミダクロプリド
    県 名   トン    県 名   トン     県 名   トン
1 位 北海道  708.2  1 位 東京都  180.2  1 位 栃木県   98.6
2 位 岩手県  369.6  2 位 青森県   20.8  2 位 群馬県   92.4
3 位 宮城県  142.6  3 位 山梨県   19.6  3 位 新潟県   86.2
4 位 茨城県  100.6  4 位 長野県   15.9  4 位 千葉県   41.6
5 位 千葉県   99.2  5 位 群馬県   12.7  5 位 埼玉県   38.1
フィプロニル
県 名   トン
1 位新潟県  168.4
2 位 栃木県   70.1
3 位 群馬県   67.8
4 位 埼玉県   58.5
5 位 岐阜県   53.8
農薬要覧より作成 


さて、こう見ると北海道がダントツですがここに数字のマジックがあります。

次記事で考察します。