原発性高脂血症4 | 化学物質過敏症 runのブログ

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7. この病気にはどのような治療法がありますか
治療の原則は食事療法で、カロリー制限(標準体重kgあたり25ないし30キロカロリーを目安とします)、脂質制限、コレステロール制限(300mg/日)、不飽和脂肪酸と飽和脂肪酸の摂取比をあげる、などが大切です。

また、肥満、喫煙、高血圧などほかの危険因子があればそれも治療することが合併症の予防につながります。

運動療法も高脂血症の改善に効果があります。

薬剤による治療としては高トリグリセリド血症にはフィブラート系(ベザトールSR、ベザリップ、リポクリン、アモトリールなど)、高コレステロール血症にはHMG-CoA還元酵素阻害剤(メバロチン、リポバス、ローコール)、コレスチラミン(クエストラン)、プロブコール(シンレスタール、ロレルコ)、エゼチミブ(ゼチーア)などが有効です。

重症患者さんには血漿交換や、LDLアフェレーシスなど血清中の脂質を直接除去する方法が試されることがあります。

8. この病気はどういう経過をたどるのですか
適切な治療を行い、特に虚血性心疾患の予防、治療を十分に行うことができれば経過はおおむね良好で、生命予後も良いと考えられています。